内容説明
巨大化する欧米の医薬品メーカー。合併、提携で後を追う日本企業。世界展開する有力な薬剤の米国特許が切れる「2010年問題」。政府の医療費抑制による薬価引き下げ。難題を乗り越える企業はどこか―。医薬品業界の歴史、現状から今後の見通しまでを人気アナリストが徹底解説。
目次
プロローグ 医薬品業界を知る
第1章 日本の製薬産業の歴史と発展
第2章 特殊な日本の医薬品市場
第3章 医薬品産業の収益構造
第4章 世界市場の動き
第5章 今後の展開を探る
第6章 主要企業の動向
著者等紹介
漆原良一[ウルシハラリョウイチ]
野村證券金融経済研究所企業調査部医薬ヘルスケア産業調査室長。1991年薬剤師登録。1993年東京理科大学大学院薬学研究科修了。同年野村総合研究所入社、企業調査部配属。1997年野村證券金融研究所企業調査部へ転籍。日経金融新聞人気アナリストランキング医薬品・ヘルスケア部門2006年3位、2007年2位。日本証券アナリスト協会検定会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hirobirotaka
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仕事絡みで読んだが、比較的分かりやすい内容で、初心者でも全体を俯瞰する上で便利な一冊。2016/08/09
YnariY
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「医薬品業界の2010年問題」って何だろう? と思って、探したのがこの本。 わかりやすい! 製薬会社の歴史、製薬会社の合併が多い訳、 ブロックバスターの開発秘話、医薬品業界の構造 などなどが書いてます。 筆者は、証券アナリスト。 プロフィールをよ~く見たら、納得。 東京理科大学大学院薬学研究科を出ているんですね。 読者対象は、医薬品業界の構造を本質的なところから理解したい人。 医薬品株への投資を検討している人、 就職活動を控えている学生とのことです。2008/02/10