岩波ジュニア新書<br> 21歳男子、過疎の山村に住むことにしました

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岩波ジュニア新書
21歳男子、過疎の山村に住むことにしました

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  • サイズ 新書判/ページ数 211p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005007738
  • NDC分類 K601
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「見とれ!」七四歳のみっちゃんは僕からクワをとりあげると、田んぼの畦を泥できれいに塗っていく!――地域おこし協力隊員として村に入った大地は、お年寄りの元気と技に驚く毎日だ。都会から若者たちが入り込み、地元の人に学びながら、棚田再生、米作りや炭焼きに取り組む。八三〇〇枚の棚田の里に輝きがよみがえってきた。

内容説明

「見とれ!」74歳のみっちゃんは僕からクワをとりあげると、田んぼの畦を泥できれいに塗っていく!―地域おこし協力隊員として村に入った大地は、お年寄りの元気と技に驚く毎日だ。都会から若者たちが入り込み、地元の人に学びながら、棚田再生、米つくリ炭焼きに取り組む。8300枚の棚田の里に輝きがよみがえってきた。

目次

1 上山の夜明け
2 僕は協力隊になった!
3 おもろい仲間たちと元気な地元の人たち
4 入ってくる若者と地元の人たちの交流
5 学びの場から暮らしの場へ
6 つぎつぎと動きだす新プロジェクト
7 集楽のはじまり、はじまり

著者等紹介

水柿大地[ミズカキダイチ]
1989年、東京都あきる野市生まれ。法政大学現代福祉学部卒業。2010年7月から2013年3月まで、美作市地域おこし協力隊員。現在も岡山県美作市上山に住む。「一般社団法人上山集楽」「NPO法人英田上山棚田団」メンバー、「みんなの孫プロジェクト」代表取締孫(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@猫毛まみれ

60
読んで良かった!!!大学を休学して岡山県美作市に地域協力隊として参加。放置された棚田の復活など課題が山積みの中で試行錯誤&周りの方々との協力で解決して行く姿勢が素晴らしい。地域の人達の頭の良さ、体力の凄さに感動した。自力で展望台を作ったり(凄く立派です✨)、知恵を寄せ合っている様子が見えた。いつかきっと美作のカフェに行きたいと思う。著者はもう移住しちゃってます✨それほどに魅力のある街だという事が分かりますね!!!2022/01/09

Mumiu

52
いいタイミングで出会ってしまったというのだろうか。わたしもこの青年同様春から「ヨソモノ」をやっていることもあるので共感したり、感心したり。まずはあいさつだね。ハウスや畑でで作業している人がいたら声をかける。たとえおばちゃん(わたしからみて)がしゃべっている1/3がわからなくたっていい。岡山県美作、中山間地域というところもまるでドラマのようだが、ちゃんと存在する「集楽」。大阪圏内からそう遠くないところというのも大きいだろうが、魅力ある取り組みをやっている地方自治体には、遠くても人が集まってくる。2015/07/02

壱萬弐仟縁

39
地域には、住んでみてわかることが多い。仲が悪いという人間関係。買い物、病院、学校、光熱費、余暇の過ごし方、地域の行事の情報といった暮らしにかかわること(38頁)。マイナスイメージの田舎、農山村、中山間地域といったワード(41頁)。楽しいことが維持のポイント。楽しくもないところに人は残らず、集まるはずがない獣害への対策。中山間ではイノシシ、シカの数が猛烈に増えている。民家に現われ田畑荒らす。漁師減、耕作放棄地増、ナワバリ拡大(77頁)。一般社団法人上山集楽誕生(132頁)。2016/01/03

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

29
大学を休学して、恐る恐る地域おこし協力隊に参加した著者が、人と人との出会いの中で成長しのめり込んでいく様が描かれています。苦労話は殆ど書かれていませんが、東京に産まれた著者が過疎の村に赴任して生活していくのは、さぞかし苦労しただろうなと思います。最終的に著者は、大学の復学と地域おこし協力隊を両立させる禁じ手を使う訳ですが本当に楽しい事、やりがいが有る事って困難があっても、それをする為に乗り越える事が出来る、そういう意味で著者は若くして天職を見つけた幸せ者だと思います。2015/06/18

けんとまん1007

27
「地域おこし協力隊」として活動をする中で、何を考え、どう完治、どうやってきたかが綴られている。棚田がある山村。とはいえ、書かれているとおり車で10分ほどでいろいろなものがあるという環境は少し頭において置くといいと思った。やはり、維持をすることの大変さ、意義の深さを考えざるを得ない。集落で行われること、自分も農家が多い地域で暮らしていることもあり、馴染みのあることが多いので同感する部分も多い。やはり、”人”なのだ。そこに視点がないと、つながらない。2015/02/08

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