出版社内容情報
定評ある前著から三〇年、国際社会において、三分の二以上の国が死刑廃止・停止へと動いているなか、日本では、依然として死刑制度が存置されている。裁判員制度が始まり、市民が「死刑」の判断を迫られる事態もすでに起きている。死刑制度は他人事ではなくなってきているのだ。死刑制度の何が問題なのか、廃止に向けて必要な課題は何か。諸外国との比較など最新データをもりこみ、死刑廃止を訴える。
内容説明
定評ある前著から30年、国際社会において、3分の2以上の国が死刑廃止・停止へと動いているなか、日本では、依然として死刑制度が存置されている。裁判員制度が始まり、市民が「死刑」の判断を迫られる事態もすでに起きている。死刑制度は他人事ではなくなってきているのだ。死刑制度の何が問題なのか、廃止に向けて必要な課題は何か。諸外国との比較など最新データをもりこみ、死刑廃止を訴える。
目次
1 世論の支持をどう考えるか
2 死刑は凶悪犯罪防止になるか
3 死刑は被害者感情を癒やすか
4 誤判・冤罪は避けられない
5 日本国憲法は死刑を認めているのか
6 なぜ国連は死刑廃止を求めているのか
7 死刑に代わる刑罰はあるのか
巻末資料
著者等紹介
菊田幸一[キクタコウイチ]
1934年滋賀県生まれ。中央大学法学部卒、明治大学大学院博士課程修了。カリフォルニア大学犯罪学部留学、大学院在学中より法務省法務総合研究所研究官補を経て明治大学法学部教授。コロンビア大学ロースクール客員研究員、法務省行刑改革会議委員等歴任。現在、弁護士、明治大学名誉教授、法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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