人間生命の誕生

人間生命の誕生

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806745747
  • NDC分類 491.1
  • Cコード C0040

出版社内容情報

吉本隆明をはじめ、養老孟司、中村雄二郎、市川浩などの思想家からも、評価が高まる三木成夫。 解剖学・発生学の研究から得た平易な言葉で語られる「内臓感覚」といった三木思想には、西洋の近代知が排除してきた人間と自然との共生や、現代が抱える諸問題に対処するためのヒントがあります。

自然との感覚を喪失した現代人にとって、三木思想を知ることは大きな意義があると考え、この度、数少ない三木成夫の著書の中でも未発表の文章を収録した本書を復刊しました。

内容説明

没後ますます評価の高まる著者の、未だ成書にされていない論文、講演録、エッセイなどを、生命論・保健論・人間論・形態論として編んだ、「三木学」のエッセンス。

目次

1 生命とはなにか―生命論
2 からだと健康―保健論
3 先人に学ぶ―人間論
4 生命形態学への道―形態論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

米川青馬

1
読了。三木成夫さんのいろんな文章を断片的に集めた一冊。まとまっていないので思想全体を捉えるのには向いてないが、いくつか非常に興味深い内容があった。特にアリストテレスが「植物的いとなみ」と「動物的いとなみ」を識別したこと、それからゲーテの形態学に触れ、そのどちらもが現代の自然科学から忘れられていることを憂いている点が白眉。「実証のあたま」「しかけ・しくみ」ばかりが重視され、「類推のこころ」「すがた・かたち」があまりに軽んじられている現代科学・医学の限界を的確に指摘している。忘れてはいけない思想だと思う。2012/01/22

ぐぐ

0
三木成夫のエッセイ集? アリストテレスの生物を植物、動物、人間に分ける考え方を中心に、人間の内臓系の筋肉を植物的、外側の筋肉を動物的と考えていていたところが印象深い。 人間は遙か昔は単細胞から進化し、植物、動物を経ていると。 彼がゲーテが好きなことはよくわかったがあまり頭に入ってこなかった。2018/04/23

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