感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
保山ひャン
2
中村雄二郎追悼。河合隼雄とともに箱庭療法の実例から対話がはじまり、その哲学的意義まで掘り下げる。オリジナリティ信仰が終わり、引用の意義が浮上してきた時代を象徴するような言及がなんだか懐かしい。2017/09/11
にゃにゃんこ
1
クライエントがどんな想いでこの箱庭を作ったのかと心を馳せると思わず苦しくなるような箱庭もあり、この箱庭を作ったクライエントはその後どうしたのかと想像することもあり、この療法がもっと知られてもっと広げたいとおもいました。2015/04/01
うどん
0
箱庭療法をめぐっての哲学者と心理療法家による対話。難しいとこも多々ありとても理解できたとは言い難い感じだけど、それでも河合隼雄のあとがきに「単に心理学とか心理療法ということを越えて広く『人間存在』に対する関心をもっている人たちに多くのことを知っていただきたいと思う新しい『知』をはらんでいるのである」とあるようにすこぶるおもろいし大変興味深い内容でした。2013/11/13
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