出版社内容情報
紀元前四~五世紀頃,都市の興隆とともに六師外道といわれる自由思想家が輩出し,ジャイナ教も成立する。仏教と並ぶジャイナ教の思想と歴史を中世・現代も含めて展望。
内容説明
正統バラモン教に抗して思想の自由を謳歌した修行者(=沙門)たちの群像と、アヒンサー(非暴力)の究極・ジャイナ教の全容を示す大著。新編集による決定版選集。
目次
第1篇 都市の興隆と自由な思索の出現(都市の興隆―社会の発展;合理主義的な思考と自由奔放な思想の出現;自由奔放な思想家たち)
第2篇 ジャイナ教(原始ジャイナ教;ジャイナ共同体の発展;中世ジャイナ教の思想;ジャイナ教の社会性;マハーヴィーラのすがた―現代ジャイナ教徒の叙述;原始ジャイナ教における解脱の観念;ジャイナ聖典と原始仏典における共通要素;ジャイナ教の聖典)