- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 講談社ブルーバックス
内容説明
なぜ、自分で組み上がってしまうのか?壊れたオモチャが勝手に元通りになることはない。だが、この世界には、生物に見られるように、自分で自分を作り上げるという現象が存在する。「自己組織化」といわれるこの現象は、なぜ起こるのか?どう起こるのか?カオス理論とともに、「複雑系の科学」を支える自己組織化という考え方は、何を生み出すか?自分で自分を作り上げるマイクロマシンの可能性など、エキサイティングに展開する現代科学の新潮流を展望する。
目次
第1章 自己組織化とはなんだろうか
第2章 自己組織化現象のしくみ
第3章 細胞が示すインテリジェンス
第4章 脳が作るリズムとパターン
第5章 高等植物が作り出すリズムとパターン
第6章 人工脂質膜の示すリズム
第7章 自己組織化からカオス、そして複雑系へ
第8章 人工生命がもたらすもの
第9章 マイクロマシン―自己組織化が生み出すミクロの世界
第10章 分子素子への挑戦