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出版社内容情報
各時代に生きた人々の精神に触れながら,日本美術の思想と特質を解明した画期的なシリーズ。梅原猛監修。第8巻「黄金とクルス」は,美術史家坂本満が,新しい権力者を生み,西洋人や西洋の文物とはじめて触れた安土桃山時代の新鮮な文化の質を解き明かす。
内容説明
美術史家坂本満が、新しい権力者を生み、西洋人や西洋の文物とはじめて触れた安土桃山時代の新鮮な文化の質を解き明かす。
目次
序章 海洋時代の幕あけ
第1章 黄金とわび―障屏画の装飾性と茶の湯の美学
第2章 戦いと祭りと―民衆のエネルギーが生んだ造形美術
第3章 クルスの残照―南蛮美術の興亡と影響
第4章 天下人の遺産―日光東照宮と宗達工房
特集(障屏画―人と空間とがつくりあげる「場」;桃山染織の絢爛と崩壊;陣羽織の意匠―解放された装飾性;かぶき者の美意識)
著者等紹介
坂本満[サカモトミツル]
うらわ美術館館長
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感想・レビュー
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:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
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安土桃山時代の黄金文化。 戦乱の世で出てきた信長のようなバサラが、天下統一後にはその野放図が許されなくなり世をすねた歌舞伎者となる。 江戸時代にはますます抑圧されて、ついには芸能歌舞伎や浮世絵に残るのみ…。 文化は人間の精神が自由なほど美しく栄えるのだなあ。 この時代は貿易文化も栄え、南蛮船や南蛮人が商人にとっての宝船や福の神のようにのびのびと描かれているのが微笑ましかった。 満腹になって甲板上でうっとりした顔をしている南蛮人…。 どこから見たのかなあ 2019/12/23