出版社内容情報
漱石の小説はおおかた読んでいるという人も,評論や講演となると十分目がとどきかねるのが実情ではあるまいか.本書は講演記録『文芸の哲学的基礎』『創作家の態度』などを主軸として,他に評論文・談話・初期の文章から文芸論にかかわる作品を選んで編成したもの.ここに尖鋭勁強な理論家としての漱石像がくっきりと浮かびあがる.
内容説明
漱石の小説は読んでいるという人も、評論や講演となると十分には目が届きかねるのではあるまいか。本書では講演記録『文芸の哲学的基礎』『創作家の態度』などを主軸に評論文・談話・初期の文章から文芸論にかかわる作品を選んで紹介する。
目次
1(『文学論』序;『文学論』第三編第二章(抄) ほか)
2(写生文;文芸とヒロイック ほか)
3(予の愛読書;「余が文章に裨益せし書籍」 ほか)
4(老子の哲学(抄)
英国詩人の天地山川に対する観念(抄) ほか)
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