出版社内容情報
和歌・連歌の伝統世界に日常通俗のことばを持ち込んだ貞門・談林の俳諧.そのことば遊びと世の中の出来事や風俗を取り込む時局性とは広く人びとの心をつかんだ.「犬子集」「大坂独吟集」と「談林十百韻」の3篇を収録.
内容説明
和歌・連歌の世界に血のかよった日常通俗のことばを持ち込んだ貞門・談林の俳諧は、伝統的定型を破壊し自由をもたらす言語革命であった。そのことば遊びと世の中の出来事や風俗を素材として取り込む時局性とは広く大衆の心を掴んだ。俳諧独立の最初の撰集「犬子集」、革新の気風を誇示した「大坂独吟集」「談林十百韻」の三篇を収録。
目次
犬子集
大坂独吟集
談林十百韻
解説(初期俳諧の展開;過渡期の選集)