出版社内容情報
幕初の混乱期に遭遇して,早々と隠棲を決めた知識人の類型がある.洛北一乗寺に詩仙堂を構え風流三昧の生活をおくった丈山も,深草で仏道修行に励んだ元政も,世の喧噪から隔絶した静謐な心境を漢詩に託して表現した.
目次
石川丈山(富士山;正伝寺に遊ぶ;天台の麓に登りて音羽の瀑を観る;雨後の白牡丹;地獄谷 ほか)
元政(欧陽が読書の詩に和す;春夜寝ねず。戯れに袁中郎が漸漸の詩に和す;李梁谿が酒を戒る詩に和す 序を并せたり;新居;病臥 ほか)
幕初の混乱期に遭遇して,早々と隠棲を決めた知識人の類型がある.洛北一乗寺に詩仙堂を構え風流三昧の生活をおくった丈山も,深草で仏道修行に励んだ元政も,世の喧噪から隔絶した静謐な心境を漢詩に託して表現した.
石川丈山(富士山;正伝寺に遊ぶ;天台の麓に登りて音羽の瀑を観る;雨後の白牡丹;地獄谷 ほか)
元政(欧陽が読書の詩に和す;春夜寝ねず。戯れに袁中郎が漸漸の詩に和す;李梁谿が酒を戒る詩に和す 序を并せたり;新居;病臥 ほか)