出版社内容情報
子どもたちの苦悩を保健室登校の実態やカウンセリングの場から明らかにし,「親の会」や児童自立支援施設など「癒し」の教育への取組みを紹介して,現代の生活の場がはらむ異様性と病理の構図から抜け出す道を探る.
目次
1 現代を生きる子どもたち(現代の子どもの生活感情と教育実践;子どもたちの変貌―少年非行の変化に見る ほか)
2 いじめの構図とその深層(いじめの現代的諸相;いじめの集団力学 ほか)
3 不登校の構図とその深層(不登校はどう理解されてきたか;学校に「行かない」子どもたち―「親の会」が問いかけていること ほか)
4 癒しの場の模索(子どもたちの再生とその軌跡;保健室の子どもたち ほか)
5 病理の構図から抜け出す道はどこにあるのか