出版社内容情報
人類史上かつてないほどの激動を体験した20世紀は,人間の知的活動が最も活発に展開された時代でもあった.しかし今日その知的成果にも翳りが見え始め,人類に不安をもたらしている.この20世紀を思想史的に再考するため,現代思想のパラダイムを構成している言語・無意識・構造・システム・情報など主要な問題群を照射する.
目次
1 プラグマティズムの成立と展開(プラグマティズムの源流;プラグマティズムの展開)
2 分析哲学の方法と主題(存在論の方法としての言語分析;日常言語への還帰;意味と真理の探究;指示と様相;志向性と行為;心の哲学と認知科学)
3 分析哲学とプラグマティズムとの出会い(経験主義の変貌と知識の全体論;プラグマティズムの帰結)