出版社内容情報
あらゆる生物がもっているDNA.そこには,生命誕生以来の歴史が刻まれている.従来化石をもとに考えられてきたヒトの進化が,このDNAを読み解くことによって見直されつつある.チンパンジーとヒトが分かれたのはいつか?
内容説明
ゴリラ、チンパンジー、オランウータンの中でヒトに一番近いのはどれか?ヒトはこれらの類人猿からいつ分かれたのか?こうした疑問をひとつひとつ明らかにしながら、生物の全歴史の中でヒトが歩んできた道のりをふりかえる。
目次
1 人類化石をめぐる論争
2 分子人類学の発展
3 生物進化の歴史をたどる
4 DNAが語るヒトと類人猿の系統的な関係
5 化石証拠との対比
6 これからの課題と人類の未来