鳥居龍蔵伝―アジアを走破した人類学者

鳥居龍蔵伝―アジアを走破した人類学者

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  • サイズ B6判/ページ数 442p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000015196
  • NDC分類 289
  • Cコード C0023

出版社内容情報

日本文化の源流と歴史の古層を求めて,世界に知られた在野の民際派人類学者は,戦時下の東アジアを走破し,旺盛に調査し,学際的アジア研究を提唱した.彼は日本軍の干渉にいかに対処し,支配下の異民族にどう接したか.

内容説明

東京帝国大学を辞去し家族とともに東アジア全域を踏破した日本初の探検型フィールドワーカー・島居龍蔵、その壮絶なる生涯に肉迫。

目次

ドルメンじゃ
新高山の白雪を踏む
「コロポックル」の謎を追って
妻きみ子との出会い
貴州苗族に「日本民族」を求めて
伊波普〓と沖縄調査
わがライフワーク「満蒙」
沙漠に契丹の都を追う
遼帝国の版図に遺るシャーマン
朝鮮に楽浪漢墓を発見〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mentyu

2
小説家の手による鳥居龍蔵の伝記。とにかくフィールドワークの鬼で、シベリアから台湾や中国南部まであらゆる地域を動き回っていたとのこと。政治には関心を示さない人物であったらしいが、なんだかんだんで大日本帝国のアジア進出と調査地域が連動しているのは見逃せないだろう。官学に属さない立場として行動した時期もあり、在野としての自負もあったようだが、それでも私立大学や国外の大学でかなりのポストについている。20代の標本整理係として雇われていた時期はともかく、それ以降は客観的にはアカデミズムの人と見てとれる。2019/07/26

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