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公害湮滅の構造と環境問題

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790712596
  • NDC分類 519
  • Cコード C3330

内容説明

四大鉱害事件や四大公害事件なのでの「公害を湮滅しようとする構造」は、最近の大気汚染、土壌汚染、廃棄物問題などの公害・環境問題でも、相変わらず繰り返されている。1990年代以降、環境問題化した地球温暖化やダイオキシン・環境ホルモンに対しても、問題を湮滅しようとする「環境問題まきかえし」キャンペーンが意図的に展開されている。本書は、両者が共通する背景を有することに注目し、諸事例の分析を通して、公害・環境問題の真の解決策を提言する。

目次

イタイイタイ病に見る公害湮滅の構造
足尾鉱毒事件に見る公害湮滅の構造
日立鉱山に見る公害湮滅の構造
四日市公害に見る公害湮滅の構造―石原産業を事例として
大気汚染公害に見る湮滅の構造―大阪市西淀川大気汚染公害を事例として
東京都六価クロム鉱滓事件に見る公害湮滅の構造―鉱滓封じ込め処理の帰結
大阪の土壌汚染に見る公害湮滅の構造―大阪アメニティパーク(OAP)を事例として
産業廃棄物不法投棄に見る公害湮滅の構造
原爆被害に見る湮滅構造―原爆の特殊性と被爆者行政
石油開発に見る公害湮滅の構造と環境運動―海洋油ガス田施設廃棄を事例として
最近の環境問題のまきかえし批判
ダイオキシン・環境ホルモン問題のまきかえし批判

著者等紹介

畑明郎[ハタアキオ]
兵庫県、1946年生まれ。京都大学大学院工学研究科博士課程修了。現職:大阪市立大学大学院経営学研究科教授・商学博士。専門:環境政策論

上園昌武[ウエゾノマサタケ]
埼玉県(北海道育ち)、1969年生まれ。大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程単位取得退学。現職:島根大学法文学部准教授。専門:環境経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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