内容説明
各種の工作キットやワンボードマイコンなどが簡単に手に入るようになり、マイコンを使った電子工作が気軽に始められるようになりました。しかし、キットを改造したり、自分の欲しい機能を実現したりしようと思っても、電気の基礎知識がなかったり、マイコンやプログラミングの知識がなかったりするため、何をどのように進めたらいいのかさっぱりわからない…とお悩みの方のために、「入門以前」の電気・電子の基礎や電子回路・部品の知識、マイコンの基本、プログラミングの基本などを1冊にまとめました。経験者にとっては暗黙の了解となることや、言わずもがなの常識になるようなところも、丁寧に解説しています。
目次
第1章 電気の発見からトランジスタの発明まで
第2章 電子工作とは
第3章 電子工作を始めるための準備
第4章 電子回路設計の基礎
第5章 マイコンを使うためには
第6章 プログラムの作成方法
第7章 プログラム作成の基礎―C言語の使い方
第8章 実際の製作例
付録 MPLAB X IDEの使い方
著者等紹介
後閑哲也[ゴカンテツヤ]
1947年愛知県名古屋市で生まれる。1971年東北大学工学部応用物理学科卒業。1996年ホームページ「電子工作の実験室」を開設。2003年有限会社マイクロチップ・デザインラボ設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
12
再読。電子回路をきちんとした教科書で学んだ後だと、この本は実装上の注意点が書かれているために参考になる。2024/01/03
オザマチ
10
実際に「入門以前」なのは前半ぐらい。後は普通に実際の部品や製作例の紹介と解説。2016/05/30
ブロッコリー
4
本書の大きな特徴は、そもそも電気とは何か?という問に答えるべく、電気の発見から活用に至るまでの歴史を第1章で紐解いている点である。LED電球やモーターを組み合わせてプラモデルを作るように電子工作を楽しんだ幼少期を過ごした大人が、改めてその背景にある科学を学び直すための良いきっかけを与えてくれる。第1章を楽しんでから、2〜5章で抵抗・コンデンサ・コイルや直流・交流の回路設計のコツを学ぶもよし。教科書を買って電磁気学を学び直すもよし。6〜8章でプログラミングするもよし。色々なきっかけをくれる本。2016/07/28
きずみ
3
M5stickcでハムスター監視システム作成のためのお勉強そのいち。すでに泣きそうになっている。プログラミングならわかるんだけどなあ……2023/05/06
SAYA
3
ひとまずはさらっと読み流しました。序盤の電子電気の基礎のところは懐かしかったです。後半をしっかり読み進めるには、実際のモノを触りながらでないと辛そうなので、また改めて本書を手に取ってみたいと思います。2017/05/07