土曜はカフェ・チボリで

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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488027612
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

土曜日のみの営業、さらにマスターは浮世離れした高校生という変わった喫茶店「チボリ」。けれど絶品のデンマーク料理と居心地の良い空間に、常連客はつい足が向く。おしゃべり好きのお客たちはいつのまにか各々の身に降りかかった不思議な事件のあらましを話し始めるのだった。それはアンデルセンの童話を彷彿とさせる出来事で……。風変わりな店主がふるまう美味しい料理と謎解きをどうぞご堪能ください。鮎川哲也賞受賞後第一作。

内山純[ウチヤマジュン]

内容説明

児童書の出版社に勤める香衣は、とあるきっかけで“カフェ・チボリ”を訪れ、常連客となる。美味しい料理とあたたかなもてなしに毎回すっかりくつろいで、常連客たちは、身の回りで起こった謎について語り始める。それらはいずれも『マッチ売りの少女』や『人魚姫』などアンデルセン童話を彷彿とさせる出来事で―。「皆さん、ヒュッゲの時間です」高校生店主のレンが優雅にマッチを擦ると、謎は瞬く間に解かれてゆく。土曜日だけ営業する不思議なカフェでの安楽椅子探偵譚。

著者等紹介

内山純[ウチヤマジュン]
1963年、神奈川県生まれ。立教大学卒。2014年『Bハナブサへようこそ』で第24回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

119
連作短編集。安楽椅子探偵モノで楽しめた。前作の主人公も脇役で登場?。2016/07/09

ちょき

63
個性豊かな面々の手によって、全ての謎がカフェ・チボリの中で解決していくという、お茶の間ミステリー。アンデルセン童話のアンソロジーミステリーとなっており色々と人間関係も混み入ってて大変。爺役のシゲさんが一番いい味が出ている気がした。2016/11/23

ゆきちん

45
初読みさん。土曜日だけ営業するカフェチボリ。オーナーは資産家の高校生で提供されるのはデンマーク料理。常連たちが持ち込む謎をアンデルセンのお話になぞらえて謎解きする人が死なないミステリー。「マッチ擦りの少女」「きれいなあひるの子」「アンデルセンのお姫様」「カイと雪の女王」。まぁ、悪くないんだけど、美味しそうなんだか、思い出話なんだか、謎解きなんだか中途半端な印象で少し読みづらい。せっかくネタは面白いのに惜しいな〜なんて思ってみたり。2017/07/20

aoringo

42
コペンハーゲンにある世界最古のテーマパーク、チボリ公園。アンデルセンの物語になぞらえて解決していく日常の謎が4編。個人的にデンマークは憧れの国でアンデルセンも好きなので楽しめた。興味がないひとには雑学の部分がくどく、こじつけに感じるかも。一番意表を突かれたのが、香衣の始まりかけの恋が唐突に終わるその理由でした・・・2017/12/08

みい坊

36
良いなぁ〜 こんなすてきなカフェが近くに有ったら土曜日は入り浸るよ。美味しいデニッシュが食べたくなっちゃう。紅茶はだんぜんクイーンズブレンド。物語は、日常の謎的な軽いミステリーで、3話あたりで少し飽きてきたところに最後のお話。一気に引き込まれて読了。1話めから全てがここに繋がるんだと納得。シゲさんが、最後に犯人に諭す言葉。良かったです。松山さんのエピソードで引っ掛かっていたしこりがストンと落ちました。カールスバーグ飲みながらクロワッサンを食べたい気分。素敵な小ノ澤一族と愛されているレン君に乾杯です。2019/05/01

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