内容説明
10代で失聴した著者は、あるできごとをきっかけに「音のある世界と音のない世界をつなぎたい!」とユニバーサルデザイン(UD)の道を志す。生活用品から公共施設、情報のUD化まで幅広く手がけるのは、だれもが暮らしやすい社会の実現を目指してのこと。その仕事ぶりからは、UDの「今」だけでなく、著者の熱い思いが伝わってくる。
目次
第1章 静かな大惨事―音のない世界から(震災から見えたこと;障害者の死亡率 ほか)
第2章 音のない世界から見た社会(「音のある世界」と「音のない世界」;情報は目から入ってくる ほか)
第3章 ユニバーサルデザインで世界をかえたい(「普通」って何?自分らしさって何?;少しずつ聞こえなくなる ほか)
第4章 「聞こえない」と「聞こえる」をつなげていく(「共用品ネット」で広がる世界;新しい体験 ほか)
第5章 「私だからできる」を仕事に(「聞こえないこと」が強み;当事者の実体験を提案する ほか)
著者等紹介
松森果林[マツモリカリン]
1975年、東京都生まれ。ユニバーサルデザインコンサルタント。小学4年で右耳を失聴、中学から高校にかけて左耳の聴力も失う。筑波技術短期大学デザイン学科卒業。在学中にTDLのバリアフリー研究をしたことがきっかけで「ユニバーサルデザイン」が人生のテーマとなる。オリエンタルランドなどを経て独立。NHK・Eテレ「ワンポイント手話」出演、「ろうを生きる難聴を生きる」司会。「井戸端手話の会」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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