沖縄の傷という回路

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沖縄の傷という回路

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000610025
  • NDC分類 302.199
  • Cコード C0010

内容説明

日米軍事同盟の深化拡大という危機的推移のもと、沖縄の人々は生存権を根底から脅かされ、心身に深い傷を負い続けてきた。しかしその傷を他者への回路とし、様々な傷を負う人々との連帯を求める営みがある。阿波根昌鴻、屋嘉比収、岡本恵徳、中屋幸吉…。戦後沖縄の思想・文学・アートのなかに、こうした沖縄の生の模索を見いだし、共生の場としての沖縄の可能性を論じる。

目次

1 「集団自決」という傷をめぐって(沖縄の傷という回路;反復帰反国家論の回帰―岡本恵徳の思想を読む;聴く思想史―屋嘉比収を読み直す;故郷で客死すること―『名前よ立って歩け‐中屋幸吉遺稿集』論)
2 回帰する傷たち(「死にゆく母」のまなざし;音の輪郭―高橋悠治の音楽とイトーターリの身体パフォーマンスを繋ぐ場所;山城知佳子の映像を読む―汀の眼、触れる手、顔のなかの顔)
3 他者の傷を迎える(「不安定の弧」の対位法―沖縄にアラブ民衆蜂起を引き寄せる;琉球共和社会憲法試案という企てと脱国家―沖縄と広島と難民)

著者等紹介

新城郁夫[シンジョウイクオ]
1967年、沖縄宮古島生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、琉球大学法文学部教授。専攻は近現代沖縄文学・日本文学、ポストコロニアル研究、ジェンダー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

23
集団自決と震災と原発危機以後の日本で起きている政治的暴力とが、深い連動性を持っているという恐れ(33頁)。自殺が他殺 にほかならない(110頁)。死をどう捉えるのか。重要なのは、戦場を現在化する体験者の言葉を受け取る者もまた、戦場をさまよ うしかない(132頁)。アラブの民衆の蜂起が知らしめるのは、蜂起に参加する人々が、想像することさえ困難な無残な占領を生き てきたことの傷の深さ(196頁~)。琉球共和社会:人と人とが文化的同一性や出自に拠らず連帯する運動体(201頁)。 2015/04/10

ふら〜

0
沖縄出身の学者による、沖縄をキーワードに展開される随想というか思索を深めた論考集。国家の暴力性だの、ナショナリズムだの、アメリカ帝国主義だの、学生時代の時には非常に楽しく読めたんだろうが今は社畜に染まってしまって一歩引いて読んでしまう。「国家を超えての真の自由」の獲得を目指すにあたって論じることのテーマがフロンティアを行き過ぎていて抽象的すぎることが興味を失いかけている原因なんだろうなぁ(そのフロンティアを突き詰めることはもちろん重要だしそれが学者の役割だろうが)。現実を見失うとそれは実に空虚な思考実験…2017/07/12

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