内容説明
本書は二十世紀のドイツ社会民主党の変化を取り扱う。社会民主党の党員、党支持の有権者、党綱領の解釈、党の文化、世代や党のシンボルの変遷、党の牙城といえる所や勢力の弱い所における変化、そうした変化を生み出す軋轢や抗争、対決に関する事柄など、これらが本書のテーマである。
目次
第1部 ヴァイマル時代の社会民主党―国民政党への途上に?(国民政党と議会主義;ドイツ社会の社会学―社会民主党の社会学。緊張と接近;社会民主党の開かれた党への試み―反発と制約 ほか)
第2部 西ドイツ時代の社会民主党―伝統的集団からゆるい結びつきのアナーキーへ?(社会構造と社会。ヴァイマル時代以降の変化;労働者生活圏と中間階級居住区の間で。社会民主党支持の有権者;綱領、シンボル、アイデンティティー論議 ほか)
第3部 結論