内容説明
本書では、社会調査技法のうち利用頻度がもっとも多く、社会調査の基本的技法ともいえる調査票を用いた定量調査を中心に論じた。また、調査の実際的局面を重視し、あえて両者の相違点を捨象した。さらに、社会調査は、その細部にわたると、未だ妥当な技法が確立されていない部分も多い。本書では、そのような部分についても、経験的法則を混じえながら触れた。さらに、最近普及がめざましいニューメディアを利用した調査法についても、調査手法上の問題点について論じた。第二版では、インターネットを利用した調査法の種類と問題点について加筆した。
目次
社会調査とは
定量的手法の種類
定量的手法の一般的手順と調査の設計
標本抽出と推計
調査票の設計
調査の実施
集計
データ分析
調査結果の公表と報告書の構成
著者等紹介
島崎哲彦[シマザキアキヒコ]
1946年神奈川県生まれ。1989年立教大学大学院社会学研究科博士課程前期課程修了、博士(社会学)。現在、東洋大学社会学部メディアコミュニケーション学科助教授。専攻はマス・コミュニケーション論、メディア論、社会調査法
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