出版社内容情報
1607年から1811年におよぶ朝鮮通信使の「誠信のまじわり」の足跡をその使行や日本の民衆とのふれあい、知識人どうしの交流の中から多角的に描き出す。21世紀に向けて再び甦る200年におよぶ「こころの交流」の時代。
第1部 総論―誠信のまじわり
雨森芳洲の輝き/湖北の村からアジアへ/ほか
第2部 京都・近江とのつながり
近江のなかの朝鮮文化/古代外交と近江/渡来文化の伝統/息づく交流の史脈/光があてられた史実/大徳寺と回答兼刷還使/ほか
第3部 交流の光と影
甦った絵画資料/惺窩と姜の友情/刷還使の現実/大坂での御馳走と交遊/感銘つたえる芸能/描かれた交流と絵師/ほか
第4部 通信使の行路と民衆のふれあい
友好の旅路/善隣外交の実像/釜山出航/交流の橋脚・対馬/ほか
第5部 通信使をめぐる人びと
世宗大王と宋希/宗義智と壬辰倭乱/李舜臣と秀吉の野望/「沙也可」の実像/ほか
朝鮮通信使一覧表
目次
第1部 総論―誠信のまじわり
第2部 京都・近江とのつながり
第3部 交流の光と影
第4部 通信使の行路と民衆のふれあい
第5部 通信使をめぐる人びと
著者等紹介
上田正昭[ウエダマサアキ]
京都大学名誉教授
辛基秀[シンギス]
青丘文化ホール代表。天理大学非常勤講師
仲尾宏[ナカオヒロシ]
京都造形芸術大学歴史遺産学科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。