中世が見た夢―ロマネスク芸術頌

中世が見た夢―ロマネスク芸術頌

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784480854407
  • NDC分類 702.04

内容説明

1970年秋、フランス中部山村の教会でのロマネスクとの運命的な出会い。その簡素、慎しさ、寡黙が著者を遠く中世へと誘った。以後一8年にわたる旅、読書、思索の時を経て、その感動を分ちあうべく、自身撮影の写真80余枚を合せて、それは1冊の美しい書物となった。

目次

1 オルシヴァルの永遠
2 ソリニャックの光とル・ドラの影
3 トゥールニュと西欧の曙
4 フルーリ―天上のエルサレム
5 コンク―聖女フォアの奇蹟
6 悪魔について
7 モアサック―神の顕現
8 ブルゴーニュ―「天の重み」
9 ヴェズレーの春とオータンの夏
10 ポアチエと抒情詩の誕生
11 プロヴァンスの3姉妹
12 トゥールーズ―白鳥の歌

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hajimemasite

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一言で表すのならば、美しい。この本を図書館で見た時、どこにもジャンルが書いてなくて、すこし不思議がった。見た感じだと、ロマネスクの建築の写真が数多く存在するので、ロマネスクの概説書あるいは著名なロマネスク建築を載せた解説書であろうと思った。しかし、その実は全く異なる。これはユーゴスラビアが存在し、フランコがまだ生き、ヨーロッパが依然分断され、欧州の多くの田舎に未だ近代が訪れる前の、あるいは千年前の巡礼路を、もしくは天上を舞台とした物語。その、建築物に記された逸話を、纏めた、詩集。2014/02/20

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