新潮文庫<br> エア・アメリカ

新潮文庫
エア・アメリカ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 526p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784102331019
  • NDC分類 936
  • Cコード C0197

内容説明

大戦後、対中国援助物資輸送のため作られた民間航空会社から発展したエア・アメリカ社は、CIAの秘密航空事業を一手に引受けた。「いつでも、何でも、どこへでも」をモットーに、ラオスやベトナムなど公には存在しないはずの戦場で、物資や武器、軍や工作員の輸送・撤退に携わった。友情篤く愛国心に富み、命知らずのパイロット達の証言を集め、戦争の悲惨さとCIAの愚行を暴く衝撃の書。

目次

1 「エア・アメリカ」に加わるには
2 「フライング・タイガース」
3 エア・アメリカの裏面
4 秘密作戦任務
5 ラオス秘密戦争
6 ベトナム
7 私生活では
8 ラオス―公然の戦争
9 アヘン
10 カンボジア
11 ベトナム―最後の日々
12 民営化
13 回想のエア・アメリカ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

53
冷戦下東南アジアでのCIA工作活動の隠れ蓑だった民間航空会社『エア・アメリカ』のノンフィクション。ラオス、カンボジア、ベトナムなどでCIAが援助する反体制側に武器弾薬食料などの輸送活動を担っていた。CIAの悪行を告発することよりも、この本の主題はその会社で活躍していた凄腕の飛行機乗りたちのエピソードだろう。銃弾飛び交う中、仕事をこなす個性豊かなプロフェッショナルたちの栄光と落日。この本を元に同名の映画が作られているぐらい、面白い話が満載。個人的に驚くことが多かった本。CIAモノ、冷戦期の読み物として。2016/10/11

kawonasi

1
冷戦期のCIAのダミー企業、エア・アメリカについてのドキュメント。読んでると新谷かおるのエリ8やQ13などを思い出す。2013/01/17

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