内容説明
ビートルズの登場から、ハードロック、グラムロック、パンクロック、そしてプリンス、Ｕ２までと、ロックミュージックは時間の流れとともに絶えず変化し，進化してきた。ロックと時間を共有してきた著者が、みずからの体験をもとにその歴史をたどり、現在のロックの置かれた位置、そして全体像を明らかにする絶好の入門書。巻末に、ピーター・バラカン、山川健一との対談を収録。
目次
ビートルズ（まずその個人的追憶と怨念；６０年代の欠落部分を反映するヒーロー；終わってしまった夢ジョン・レノンについて）
ブルース・ロック（永遠の恋人、黒人音楽を追い求める；スーパー・セッションという名の神話）
サイケデリック・ミュージック ウエスト・コーストの文化を変えた
６０年代のロック 死んでいったミュージシャン
ハードロック その役割と見きわめなければならない限界
グランド・ファンク 後楽園球場と新宿の夏
レッド・ツェッペリン 新しい科学としての音楽と黒魔術
プログレッシヴ・ロック 否定性の彼方へ向かうもの
グラム・ロック その虚構性とは
パンク・ロック それはロックの終末宣言か
ポップス化の流れの中で
黒人音楽の流れに沿って
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ＭＡＳＡ１２３
10
1980年の同タイトルの本に、80年代の音楽シーンを語る対談を２編追加し1990年に文庫本として発行した・・というややこしい本でした。対談が追加されない「ロック進化論」は読んだことがあるが、内容はあまり覚えていない。 自分は、大学時代に、ディープパープルの大阪公演を聴いた先輩の影響をうけて、イーグルス、レッド・ツェッペリン、ディープパープル、ピンクフロイドなどを聴いてロック熱が上がって、渋谷さんの本も読んだはず。今でも、この４グループのＣＤは聞き直すことがあるが、ほかのロックはあまり聞かない。 2023/11/24
こばちん
7
渋谷陽一が好き勝手言ってます。Rockin' On をむさぼり読んでいた昔が懐かしい…。2016/09/12
かかし
3
ビートルズからパンクまでロックの進化を解析しながら、《成長を止めた》《子供の心を保ったガキども》に〈現実との折り合いをつけて成長する事〉を促す実用書。2012/02/03
くまきん
2
そんな訳で、ロックにはいいモノもある悪いモノもある...と言う事で（笑）私音楽ってやっぱ感性に直接響きかけるメッセージだと思うのよ。思想だとか哲学はあくまでも後付けだと。それを大体渋谷(呼び捨て)はさぁ、自分の好みの音楽を自分の思考体系に沿ってこじ付けすぎない？それとやたら「頭の悪い評論家、ロックファン」って...君そんなに頭いいの？と言いたくなるよ。これが私がアンチ渋谷の理由であります(-_-)まあ、なるほどと言える部分もあるにはあるのですよ。2013/12/19
坊。
2
再々々読くらい。でも、今読んでも古くないのは流石。2008/11/03
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