内容説明
大王の時代のあと壬申の大乱で混迷する日本に、律令制と官僚機構を導入して体系的「国家」を樹立したナゾの巨人、藤原不比等の生涯を国際的視野から解明する。
目次
１ 乱離のはて
２ 中臣の史脈
３ 神祇と政治
４女帝の変貌
５ 新律令の背景
６ 平城遷都
７ 実権者の面目
８ 日本紀前後
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gen Kato
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再読。不比等が注目され始めたのはそれほど古いことではない、という事実がまず新鮮。天皇家のフィクサーであり、その名の通り国家に寄生する「藤蔓」であり続けた「藤原氏」の事実上の始祖。叩けば叩くほどいろいろ出て来そうで、興味が尽きません。2014/05/23
寝猫
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『比ぶ者なき』を読んだ後で読みました。 本当の事があまりわからない時代なのでしょうが少しでも近づきたくて。 面白かったです。2021/01/20
