出版社内容情報
冷戦終結から5年．平和な世界への期待とは裏腹に，地域紛争は絶えず，環境問題や第三世界の貧困など，地球規模の課題は山積している．大国の動向にのみ注目する従来の現実主義国際政治学では理解困難な混沌を，エスニック集団やNGOなどにも焦点を当て，国連改革の方向性と日本の国際貢献のあり方を織り込みながらよみ解く．
内容説明
冷戦終結から五年。平和な世界への期待とは裏腹に、地域紛争は絶えず、環境問題や第三世界の貧困など、地球規模の課題は山積している。大国の動向にのみ注目する従来の「現実主義」国際政治学では理解困難な混沌を、エスニック集団やＮＧＯなどにも焦点を当て、国連改革の方向性と日本の国際貢献のあり方を織り込みながらよみ解く。
目次
第１章 ポスト冷戦時代の開幕
第２章 転換期世界の覇権構造
第３章 南北冷戦の新展開
第４章 エスニック集団の目でみた国際政治
第５章 西欧近代国際社会の特質
第６章 人権をめぐる南北の国家と市民
第７章 転換期の世界平和と国連
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
1
NGOや市民社会の可能性を、底辺社会に感じさせる図式（pp．230‐231）など、今読んでも色褪せていないし、グローカル社会を上手に運営するには、どうしたらいいのか、考えるにはうってつけに思う。2012/04/13
まさと
0
大学の教材2015/12/30
Nobuyuki Shirae
0
学生時代に読んだ本。国際政治が専門だったことと、新しい国際秩序を模索していたため。（９６年～９７年頃）
susue
0
こういうまとめ系の本はへーで終わってしまうな2018/11/04
