岩波ブックレット<br> 朝鮮・中国と帝国日本

岩波ブックレット
朝鮮・中国と帝国日本

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  • サイズ A5判/ページ数 62p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000034142
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0321

出版社内容情報

近代の日本が朝鮮や中国に対してどんな対外政策をとり,どのようにしてこれらの植民地をもつようになったのか.その支配の特徴は? 19世紀後半から20世紀前半の東アジアをめぐる世界政治全体の変化を視野にいれてみていく.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

60
2017年38冊め。日本は「侵略」したのではない、「進出」したのだと言い換える人がいるが、李氏朝鮮の閔妃(明成皇后)は日本公使三浦悟楼により殺害されている。他国の王族を王宮内で殺害して「侵略ではない」とはいかないだろう。日中や日韓関係だけではない。世界政治の仕組みそのものの持つ問題に対する日本の態度について問われているのである。 2017/01/14

うんとこしょ

0
西欧社会で築かれた資本主義社会経済制度のもとで急速な発展をした近代日本が「西欧型国際秩序」に再編成(≒脱亜入欧)されたことで引き起した朝鮮、中国、台湾の帝国主義的植民地支配及び政策をコンパクトにまとめており、非常に参考になった。冒頭の、「内地」と「外地」の呼び方の違いが「憲法の定めた通常の立法手続きで定められる法律が原則として施行され」る地域であるか否かである、ということはまったくの初耳だった。2015/12/01

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