法然~十五歳の闇~<上>(角川ソフィア文庫)
梅原 猛 著
内容
目次
序 章 法然上人の御影を読む 一 法然の福相、親鸞・一遍の異相 二 法然の御影とその伝承 第一章 「法然伝」に真実を探る 一 その方法論・法然の人間に迫る 二 『勅修御伝』に見る幼少年時代の法然 三 「法然少年記」再考 四 法然の皇胤説を疑う 五 時国「押領使」の真偽 六 時国殺害事件の謎 七 勢観房源智の『醍醐本』 八 「十五歳登山説」の解釈 九 叡山における法然の師 第二章 法然の故郷へ 一 「誕生寺縁起」 二 漆間氏の出自 三 観覚得業のこと 四 「さんぶ太郎」と菅家党 第三章 法然少年の闇 一 「十五歳登山説」再考 二 「法然房源空」の意味するもの 三 父・時国殺害の時 四 法然の「悪」 第四章 母・秦氏のこと 一 當麻寺奥院、母の絵姿 二 「張り子の御影」にまつわる母と子の物語 三 法然十五歳「都原」での母との別れ 四 『知恩伝』に見られる母との再会 五 父と母の鎮魂の儀式「二十五菩薩練供養」 六 法然の思想の根底にある母の影 第五章 黒谷籠居 一 天台仏教の習学 二 法然の知性の特徴 三 法然の空海批判 第六章 叡空との論争 一 「源信──叡空」仏教の超克 二 法然の「戒体」 三 「念仏」をめぐる論争
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