目次
第1章 逆転へのスピンアウト
第2章 自分の頭で考えろ
第3章 自分の成功パターンを作れ
第4章 自分のことをよく理解しろ
第5章 好きなことだけやればいい
著者等紹介
中村修二[ナカムラシュウジ]
米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)材料物性工学部教授、工学博士。1954年愛媛県生まれ。徳島大学工学部大学院を卒業後、79年徳島県阿南市にある日亜化学工業へ入社。半導体の研究・製品開発に携わり、93年12月に世界で初めて高輝度青色発光ダイオード(LED)の製品化に成功し、内外から注目される。99年12月日亜化学工業を退社し、2000年2月から現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙
10
教育に関して、好きな事をやりなさいと叱咤激励し、続ける為には他の必要な事があると気付きが出て調整されていくのだから心配は無いとの事。「人間には挑戦する対象が必要だ」アイディアでもヒントでも実験ノートに書き込む。これは実行しているがもっと意識しよっ。「考えない私はもうほんとうの私ではないのだ」環境適応能力。自分の成功パターンを作れ。これは各々の成功体験で培って来たものなので好きなものに向かう時、無意識に行動しているかも。年末に読んだ「考える力、やり抜く力、私の方法」とほぼ同じ内容。2015/03/06
かず
3
いろんな人間がいた方がシステムとして強い 2015/03/12
しょうたろう
3
成功した人の話を聞くと、仕事を楽しみながらやっているようで羨ましく思う。逆を言うと、自分の仕事に興味のない人は成功しないんだろうなぁ。2012/05/02
TAKAMI
2
青色LEDの開発者中村修二氏による提言本。あとがきの「過去のことなどにとらわれず、懸命に考え続け、工夫し、頭を使って、今を生き抜いて未来へつなげていくしかない。」そしてそのために好きなことだけをやり続けること。そして自信をつけること。シンプルで力強いメッセージだ。組織の中での有力者が、どのようにグローバルジャングルでサバイブできるようになったのかの経過を追える本でもある。2014/08/08
間違いちゃん
1
印象に残った教訓は、時には上に逆らうことも必要だということ。著者は「20世紀中には開発不可能」と言われた青色LEDの製品化を成し遂げたが、当初は上司から「不可能だ」「金の無駄だ」などと激しい反対を受けた。また学会や特許の出願も会社からは禁止されていたが、それらを無視して出席し、青色LEDの実験に没頭した。その成果が偉大な発明である。従順なだけでは成し遂げられないこともあるということか。自身の米国での体験から日本の教育制度(好きな勉強ができない大学入試など)を批判しているが、その点は印象論のようにも思えた。2014/11/02