出版社内容情報
本書は、最近の理論物理でよく使われている、微分形式、微分可能多様体、接続、ホモトピー、ファイバー束などを、豊富な具体例をあげながら明快に解説しています。I巻目では主に代数的トポロジーと微分幾何学を解説しています。高度な専門書や研究論文と多くの優れた解説書の間の橋渡し役にすることを意図して書かれています。
【目次】
第1章 物理学からの準備
第2章 数学からの準備
第3章 ホモロジー群
第4章 ホモトピー群
第5章 多様体論
第6章 deRhamコホモロジー群
第7章 Riemann幾何学
第8章 複素多様体
内容説明
本書は1986年冬期にSussex大学数理物理科学教室で行った講義をもとに、その内容を大幅に進展させたものである。その際の聴衆は大学院生及び素粒子論、物性物理学あるいは一般相対論を専門とする当教室のメンバーであった。講義はインフォーマルな雰囲気の中で行われたが、本書においても出来うる限りこの点を守るように心がけた。定理の証明はそれが教育的であるものに限って与え、極端にテクニカルなものは省略した;省略した場合は定理の内容が確証できるようにいくつかの例を与えることにした。また、図を出来るだけ多く挿入することで、内容に関する具体的なイメージが把握できるように読者の便宜をはかった。
目次
第1章 物理学からの準備
第2章 数学からの準備
第3章 ホモロジー群
第4章 ホモトピー群
第5章 多様体論
第6章 de Rhamコホモロジー群
第7章 Riemann幾何学
第8章 複素多様体
著者等紹介
佐久間一浩[サクマカズヒロ]
1993年東京工業大学大学院理工学研究科数学専攻修了。1994-96年国立高知工業高等専門学校一般科講師。1997年同助教授。1998年近畿大学理工学部数学物理学科講師。現在、近畿大学理工学部数学物理学科講師、理学博士
中原幹夫[ナカハラミキオ]
1981年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。1983年イギリスロンドン大学数学Diploma課程修了。1981-82年南カリフォルニア大学物理学科研究員。1983-85年カナダアルバータ大学物理学科研究員。1985-86年イギリスサセックス大学数学物理教室研究員。1986-93年静岡大学教養部助教授。1993-99年近畿大学理工学部数学物理学科助教授。現在、近畿大学理工学部数学物理学科教授、理学博士
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感想・レビュー
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LvzaB
まつど@理工
Keita