差異と共同―「マイノリティ」という視角

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  • サイズ A5判/ページ数 460p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784873545301
  • NDC分類 311
  • Cコード C3030

目次

これからの『マイノリティ研究』
第1部 マイノリティの権利と国家(韓国における「民主共和国」の概念;中国における死亡賠償金の算定基準と戸籍制度;タイにおける人権侵害と国家人権委員会への救済申立て―共同体の権利を中心として;土地の権利とマイノリティ―タンザニアの事例にもとづく考察;インド2008年村法廷法の特質―とくに司法パンチャーヤトと比較して;いわゆるブルカ禁止法をめぐって―2010年5月11日国民議会決議によせて;憎悪煽動の規制と表現の自由―マイノリティの地位と尊厳という視点から)
第2部 マイノリティをめぐる政治と思想(16世紀フランスの政治的寛容をめぐって―その予備的考察として;16世紀スペインにおける恩寵と自由意志―前モリナ主義からモリナ主義へ;マイノリティの権利の普遍性を語る困難について―エストニアの少数民族文化自治を事例として;刑法175条と同性愛者たち―通時的観点に立った東独(DDR)に於ける反同性愛法)
第3部 国際的問題領域としてのマイノリティ(国際法学におけるマイノリティ研究の過去と現在;シティズンシップ(だけ)では足りない―さまざまなシティズン、さまざまな安全と不安全
中華帝国における外国人とマイノリティをめぐる二つの視座―近代東アジアの一系譜学
ドイツの移民政策と主導文化を巡る論争
戦間期日本のマイノリティの権利論―田畑茂二郎の少数民族保護条約理解について
アメリカの理念と難民政策)

著者等紹介

孝忠延夫[コウチュウノブオ]
1949年島根県生まれ。関西大学大学院法学研究科博士課程後期課程単位修得後退学。法学博士。関西大学法学部教授をへて、現在関西大学政策創造学部教授、関西大学マイノリティ研究センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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