目次
序章 プロローグ
第1章 ベクトルとスカラー(ベクトルのすみか;ベクトルのスカラー倍、和と差 ほか)
第2章 行列と連立1次方程式(行列とその演算;連立1次方程式とガウスの消去法 ほか)
第3章 行列式とその応用(行列式って何?;行列式のしくみ)
第4章 行列の特性を引き出す(固有値と固有ベクトル;対角化とは)
著者等紹介
中村厚[ナカムラアツシ]
1962年、新潟県生まれ。北里大学理学部物理学科・講師。1992年、東京都立大学大学院理学研究科博士課程(物理学専攻)単位取得退学。博士(理学)。専門は、素粒子論およびその周辺の数理物理
戸田晃一[トダコウイチ]
1971年、大阪府生まれ。富山県立大学工学部教養教育・准教授、慶應義塾大学自然科学研究教育センター・共同研究員。2001年、立命館大学大学院理工学研究科博士課程後期課程(総合理工学専攻)修了。博士(理学)。専門は、非線形な場の理論に対する非摂動的解析を中心とした数理物理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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issy
2
行列式とか固有値とか対角化とか線形代数の基本の思い出しに購入。学生A君とK先生の会話形式で説明される。読者(自分)の「なんでそんなことするの?」「それって何の役に立つの?」と言った疑問をA君がいちいち代弁してくれるので、「そうそう、そこを聞きたい」と読み進められる。2018/12/08
まりぽん
0
「線形代数の入門」の入門書。ベクトル・行列の定義、内積・外積、連立1次方程式の掃出し法(基本変形)及び逆行列による解法までを主に解説。私のような初心者には難しく関門ともいえる逆行列(解)の存在条件についての導出過程がよく考えられ、工夫された説明となっている。しかし、内積・外積、行列式の定義を理解し、それらを駆使して逆行列の存在、公式を導き出す過程を理解するのは難しかった。先生・生徒の対話形式で平易な文章で書かれており、気軽に最後まで読み切ることができた。読むだけでなく、手を動かして問題を解くことも必須。2015/09/22
うえぽん
0
連立一次方程式と行列式についてかなり詳しく書かれている。今まで行列式や逆行列の計算式を無理矢理暗記していたが、本書で外積の概念を用いて計算式の中身を丁寧に説明してくれているので、暗記することなく行列式や逆行列の概念を学ぶ事が出来た。一通り線形代数を学んだ人にとっても、本書は復習として充分役立つだろう。2015/05/06
Manabu Miyoshi
0
年を跨いで一通り読んでみた.線形代数の計算で何をやっているのかが分かりやすくて良い本だと思います.2012/01/04
ユーザー名
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線形代数の大枠を知るにはもってこい2011/03/15