出版社内容情報
平安前期、9歳で即位した天皇。外祖父の藤原良房により摂関政治が始まる。清和源氏の祖先としても知られるその生涯に迫る。
内容説明
清和天皇は平安時代前期の天皇。父文徳天皇の急死によって9歳で即位。外祖父の藤原良房が人臣として初めて太政大臣、さらには摂政に任じられ、藤原氏の摂関政治が始まった。応天門の変や貞観地震などが起こるなか、『続日本後紀』や貞観格式などの編纂が進められた。譲位後は仏教に傾倒し、諸寺を巡礼した。清和源氏の祖としても知られるその生涯に迫る。
目次
第1 誕生と立太子
第2 幼帝の登場
第3 応天門の変
第4 貞観格式の編纂
第5 譲位と出家
第6 后妃と子孫
著者等紹介
神谷正昌[カミヤマサヨシ]
1963年千葉県生まれ。1986年早稲田大学第一文学部史学科卒業。1992年國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。現在、豊島岡女子学園高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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