立憲主義という企て

個数:

立憲主義という企て

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月18日 05時25分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 448p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130311939
  • NDC分類 321.1
  • Cコード C3032

出版社内容情報

立憲主義とは何か.それは「法の支配」の理念を憲法規範に具現して,統治権力を統制する企てである.立憲主義を法哲学的基礎に遡って再検討すると同時に,現代日本の憲政の実態が孕む問題――九条問題,刑罰権力,司法のあり方――をその立憲主義の理念に照らして解明する.著者の法哲学研究を再編統合し,さらに発展させる力作.

内容説明

立憲主義とは、「法の支配を憲法に具現して、統治権力を統制する企て」である。立憲主義を法哲学的基礎に遡って再検討すると同時に、現代日本の憲政が孕む問題―九条問題、刑罰権力、司法改革―をその立憲主義の理念に照らして解明する力作。

目次

第1部 立憲主義の法哲学的基礎(法の“正当性”と“正統性”―法概念論の再構築;法の支配の再定位;立憲主義の哲学的再編)
第2部 立憲主義の実践(九条問題―戦力に対する立憲主義的統制の欠損とその克服;刑罰権力と法の支配―厳罰化問題と死刑論議に寄せて;司法改革と立憲民主主義)

著者等紹介

井上達夫[イノウエタツオ]
1954年大阪に生まれる。1977年東京大学法学部卒業。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授。著書に『共生の作法―会話としての正義』(創文社、1986年、サントリー学芸賞受賞)、『法という企て』(東京大学出版会、2003年、和辻哲郎文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やまやま

9
ゲームがフェアであることを追求して、プレイヤーがルールを守れるかという精神的支柱というか、根源に何が必要なのかを問い続ける姿勢は理解したつもりです。「法の支配」の不審、何のためのルールなのか、という点で伝統的な悪法問題に読者を誘い、少数者の現実的な反転可能性がルールの受容にはまずは重要であるが十分条件ではなく、特に政治的意見の反映から疎外された構造的少数者の保護を求めるという点は共感する一方で、でもアファーマティブアクションは万能薬ではないのではという月並みな感想です。正義を問う意思は強く感じます。2021/03/24

田舎暮らしの渡り鳥

7
9条に孕む法的矛盾を取り払った上で思想的な部分を残すための「9条削除論」、9条を削除した上で包括的な軍事規制を条文化するという東大教授の案だが、私案に徴兵制がある時点で言葉遊び、思想遊びだと感じた、赤点である。2019/10/14

すずき

3
もともとの文章をパッチワーク的に再構成しているのだが、裁判員制度導入まえの記述をそのままにしていたり、制度導入後のリサーチを踏まえた改訂もなかったりといった雑さは全体に感じる。前半の理論部分も特に15年前の著作から大きな変化はないし、節を跨いで同じ内容の繰り返しもあるので正直うーんという気持ちになった。結局いろいろ正義概念に読みこんでそこから規範的な主張をするのだが、もう少し批判に応えるスタイルをとってほしい。2021/06/14

Ra

1
時間はかかったが何とか読了。第一部理論篇については、論旨を追うのを諦めた部分もいくつか。『リベラルのことは嫌いでも…』でessenceは掴んだつもりで、かつ個別のsentenceは理解できるものの、それを立体的に再現できるかと問われるならば勿論できないと答えられる。第二部実践編は、もはや著者の代名詞ともいえる九条問題、姉妹編としての刑法理論、立憲主義体制における司法。後二者は個人的関心は低い領域だが、ハッとする論点提起等あり。やけに引用されたトクヴィルの再読+長年積読の『権利のための闘争』読む。2020/04/29

西村章

1
本書でもかなりの紙幅を割いている、最も誠実な立憲主義ゆえに最もラディカルな九条削除論は、他の近著でも繰り返し主張されてきた内容だけど、章末の戦力統制憲法改正試案は具体性があって勉強になった。あと、死刑制度の議論については、主権民への社会的倫理コストという面の指摘は、つい見落としがちなだけに膝を打った。その意味で、裁判員制度は司法参画意識を陶冶する良い機会という示唆は確かにそのとおりなんだろうけど、制度開始後10年が経って、国民全般が熟慮し議論する機会たり得ているのかというと、果たしてどうなんだろうなあ。2019/06/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13712944
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。