武器では地球を救えない―エスペラント語をつくったザメンホフの物語

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  • サイズ A5判/ページ数 189p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784894234277
  • NDC分類 K289
  • Cコード C8023

内容説明

十九世紀末から二十世紀はじめ、ヨーロッパでは、ユダヤ人に対して大規模な迫害がおきた。やがて、国同士のあらそいは、第一次世界大戦へとつながっていく。そのような悲しい出来事があいつぐ時代、ザメンホフは、言葉の壁をなくし、コミュニケーションを十分にすることこそ、世界平和への道だと考え、エスペラント語をつくる…。十分な話し合いができないままに憎しみばかりがつのっていく現代の紛争解決へのヒントがここにある。

目次

サラの悲しみ
水車小屋のヨゼフさん
木になったサラ
ワルシャワの五角形の部屋
ああ、星までが味方だ
言葉では世界の病気はなおせない?
暗黒の町モスクワ
ユダヤ人が犯人だ!
ボフカをみた
シオンの丘かアメリカか
地下室の秘密集会
雪の中のクララ
その名はエスペラント博士
ジカ街のカンナの庭

著者等紹介

和田登[ワダノボル]
1936年、長野県生まれ。信州大学教育学部在学中から、児童文学を志す。「虫」で第1回日本児童文学者協会短編賞。『悲しみの砦』(岩崎書店)で第1回塚原健二郎文学賞。信州児童文学会、日本児童文学者協会所属。信州大学教育学部非常勤講師

高田勲[タカダイサオ]
1938年、島根県生まれ。仕事は主に児童書の挿し絵、絵本など。日本美術家連盟会員
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感想・レビュー

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鳩麦茶

1
エスペラント語の誕生が、ユダヤ問題がらみだったとは。むやみに古臭い文体はさておき、「新しい言葉を作る」という突飛な行為を、周囲の人間はかくもたやすく受け入れられるものなのかが、やや引っかかった。現代のインターネット世界の中ならば、翻訳サイトの精度次第で、あえて「世界語」を覚えなくてもコミュニケーション問題は解決するのだろう。地球を救えるかは、ともかくとして。2011/11/17

あさ

0
子供向けのようだが、ちょっと読みにくい2018/03/11

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