リチウムイオン電池物語―日本の技術が世界でブレイク

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リチウムイオン電池物語―日本の技術が世界でブレイク

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  • サイズ B6判/ページ数 151p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784882318347
  • NDC分類 572.12
  • Cコード C0043

出版社内容情報

★日本をはじめ世界に誇る技術の結晶、リチウムイオン電池
★携帯電話・ノートパソコン等の電源として幅広く用いられている
  このリチウムイオン電池を世界に先駆けて開発、その生みの親が語る誕生秘話!
★苦労や発見の連続!?今、初めて明かされる裏話!!


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著者プロフィール:吉野 彰
旭化成エレクトロニクス(株) グループフェロー
 小型携帯端末電源に欠かせないリチウムイオン電池の開発者。
2004年4月には紫綬褒章受章のほか過去に文部科学大臣発明賞
など受賞も数々!!
第2の田中耕一と称され、次期『ノーベル賞』候補の声も!!

はしがき

第1章 リチウムイオン電池はここから始まった
  一九八一年のできごと
  プラスチックが電池になる?
  新型電池開発への端緒

第2章 運命の会合 ~正極材料~
  正極の探索
  運命の会合

第3章 VGCFとカーボンナノチューブ?
  導電性高分子ポリアセチレンとVGCF
  気が付かなかった世紀の大発見

第4章 人生最大の野外実験
  実験による証明

第5章 発見!八重洲の黒ダイヤ
  試料がたりない!
  衝撃の出会い

第6章 バインダー ~嵐への序章~
  リチウムイオン電池の電極の作り方
  Y氏謹製PANと嵐への序章

第7章 三億円強奪!有楽町スプレー銀行強盗事件の巻
  部下が事情聴取!?
  ポリ酢酸ビニルがなにか?

第8章 知らなかった部下の無謀行為
  O君の勇気(無謀)と一時間10万円

第9章 新説開陳!三種の鈍器論
  ITを支える三種の神器と三種の鈍器論
  100年間変わらなかったわけ

第10章 悪魔のサイクル
  悪魔のサイクル
  対悪魔のサイクル!特許対策のススメ
  悪魔のサイクルとの正しい付き合い方

第11章 重要特許のチャンスは何度も有る!
  登山にたとえてみる
  登山のススメ?いやいや特許のススメ!
  破!悪魔のサイクル
  とおりゃんせ 関所特許

第12章 百万分の一のバラ
  ものは考えよう
  100万分の1

第13章 超現代史のススメ
  結構大変?先を読むこと
  夢のしくみ
  電子年表


付録 電子年表抄録

内容説明

携帯電話やノートPCの電源に世界中で使われている“リチウムイオン電池”は日本が生んだ新技術である。このリチウムイオン電池の開発者であり、発明者である旭化成グループフェローの吉野氏が熱く語りかける開発と発明の極意。“新技術立国日本”への期待を込めたオススメの一冊。

目次

リチウムイオン電池はここから始まった
運命の会合―正極材料
VGCFとカーボンナノチューブ?
人生最大の野外実験
発見!八重洲の黒ダイヤ!!
「バインダー」嵐への序章
三億円強奪!有楽町スプレー銀行強盗事件の巻
知らなかった部下の無謀行為
新説開陳!三種の鈍器論
悪魔のサイクル
重要特許のチャンスは何度も有る!
百万分の一のバラ
超現代史のススメ

著者等紹介

吉野彰[ヨシノアキラ]
旭化成エレクトロニクス(株)電池材料事業開発室室長・グループフェロー。昭和23年1月30日生まれ。京都大学大学院工学研究科の石油化学専攻修士課程を修了。1972年旭化成(株)に入社した後は、旭化成川崎技術研究所、(株)エイ・ティー・バッテリー技術開発部等の技術畑を歩み現職にいたる。ガラス接着性フィルム、可視光型光触媒、リチウムイオン電池などを研究・開発。リチウムイオン電池の開発では、日本化学会化学技術賞、Electrochemical Society“Technical Award”、市村財団市村産業賞功績賞、発明協会関東支部表彰発明文部科学大臣発明奨励賞、平成14年度全国発明表彰文部科学大臣発明賞、平成15年度文部科学大臣賞、平成16年度紫綬褒章などを受章
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

47
材料の研究者って何してるの?って聞かれたらこの本の事を紹介したい。それぐらい、普段は表に出てこない、材料の泥臭い裏側?の話が出てくる。 内容は、リチウムイオン電池の研究の話し。2013/08/24

かんば

3
めっちゃ面白い!!この本に字面で書いている内容よりもさらに深い、吉野さんが研究の際に意識していることを理解できるまで読み続けたいと思いました。著者がやっている超現代史もやってみたい!ちなみに、超現代史とは 「①過去10年間に起こったことを時系列に"正確に"把握し、 ②現在にいたるまでの因果関係を"正確に"総括した上で、 ③この先10年間に起こることを"正確に"洞察する」 こと。2014/03/08

Chihiro Hamada

1
仕事柄読んでみた。研究に従事していない第三者にもわかりやすい書き方だった。技術者にそういったスキルが重要なんだなと思った。2015/10/04

えぐざいる

0
お仕事がらみで読みました。ほとんど参考にならなかったけど読み物として楽しみました2009/11/07

bqsfgame

0
お涙頂戴路線に走らない明るいプロジェクトXで読みやすい。2009/02/13

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