平凡社新書
校長先生という仕事

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582852660
  • NDC分類 374.3
  • Cコード C0237

内容説明

校長先生はどんな存在なのだろうか?朝礼や式の時に話をする人―そんなイメージかもしれない。けれども「学力低下」問題や学校選択制の導入など、学校は大転換期にあり、校長先生の重要性も大きくなっている。生徒と教職員のやる気を引き出すリーダーシップとマネジメント能力が、今こそ、求められているのだ。日本と外国の校長について、一日の行動や考えを比較し、新しい方向性と実現のための具体策を提案する。

目次

1 校長先生の一日(山本洋子さん;西田義明さん;サンディ・リプリンガーさん;ティム・ウェスタバーグさん)
2 校長先生の立場(法的な立場;校長の役割認識と学び;学校の抱える課題とそれへの対処;校長と教師の関係;校長と生徒・親・教育委員会との関係)
3 学校改革の担い手としての校長先生の仕事(管理;ビジョン;変化;関係;学び;自分;結びに代えて)

著者等紹介

吉田新一郎[ヨシダシンイチロウ]
1976年マサチューセッツ工科大学を卒業(都市・地域計画専攻)。国の機関、自治体、企業対象のコンサルティングや海外協力NGOの普及・啓発に関わる。89年、国際理解教育センターを設立。現在は、学びと出会いの環境と仕組みをデザインする「ラーンズケイプ」代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BIDDULPH

2
組織を変える前に必要な個人の変化の「7段階モデル」、ビジョンと目標の関係および「SMARTの条件」、アカウンタビリティは説明責任ではなく結果責任、などとインパクトのある具体的な内容は大変参考になる。2012/03/17

Humbaba

1
人1人が出来る仕事には限りがある。教師としっかりとコミュニケーションをとる事は必要だが、それを行うためには多くの時間が必要である。その重要性については認識していたとしても、他の仕事があり、それはそれでやらざるを得ない以上はなかなか時間を割けない。2016/10/04

BIDDULPH

1
日本の校長と海外の校長を比較し、旧態依然とした日本の学校をズバッと切り捨てている。日本代表として登場する山本洋子先生と西田義明先生には気の毒だが、わが子の校長も同等かこれ以下だ。PTAが動いて校長と一緒に学校を変えようとしなければ、教員には自ら学校を変える力はないようだ。2011/06/20

MINEX

0
S 「先生」でない方が、校長に焦点を当て問題点だけをあげつらうのではなく緻密に学校を分析している。風呂敷がものすごく大きな印象がある。どう組み立てていくか。2016/05/08

こいワい

0
校長という専門職があったほうがいい。経験して時間が経ったから管理職という流れはいつか断ち切るべき物なのだろう。さまざまな面での専門家がいて、協力していく。今は、校長はすべてを知っており、すべてを司るという組織の在り方ですね。2015/06/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/24321
  • ご注意事項