内容説明
本書は、シュレーディンガーの長女であるブラウニツァー夫人から提供された未公開資料をはじめ、多くの関係者へのインタビューや膨大な記録資料に基づいて書かれたシュレーディンガー伝記の決定版である。量子力学を形成した偉大な物理学者としての側面にとどまらず、一人の人間としての生涯を全体として描き出すことを意図したユニークな伝記といえよう。
目次
1 家族、幼年時代および青年時代
2 ウィーン大学
3 第一次大戦下のシュレーディンガー
4 ウィーンからチューリッヒへ
5 チューリッヒ
6 波動力学の発見
7 ベルリン
8 オクスフォード流離
9 グラーツ
10 第二次大戦下のダブリン
11 戦後のダブリン
12 帰りなんいざウィーンへ