内容説明
本書は、目で見ることのできる図形を題材に取り上げ、位相幾何学的な見方、問題の捉え方を紹介した初学者向けの入門的解説書である。平面曲線の微分幾何学的性質と位相的性質との関係、グラフの位相幾何、大域解析学の発端となったド・ラーム理論等を、微積分と線形代数の予備知識で読み進められるよう、具体例を用いながら、丁寧に解説する。
目次
1章 平面閉曲線(回転数;ホイットニーの定理 ほか)
2章 グラフの位相幾何(グラフの例;一筆書き ほか)
3章 ド・ラーム理論(微分形式の復習;微分形式の定義域 ほか)