出版社内容情報
アリストテレスの修辞学、ヤコブソンの詩的機能、バルトの記号論など、言語と文学の諸科学が交わるところで文体論が究まる。本書は文体研究のさまざまな方法を歴史的に検証し、その実践を可能にするコンパクトな実用概説書である。プロフェッショナルの使用にも対応。索引付き。
目次
第1章 文体論の歴史(修辞学;慣用語法研究;効果の文体論;作家考証;文体研究;構造文体論)
第2章 方法と争点(歴史と積層;他の言語諸科学との関わり;行為項文体論;語用論と文学性)
第3章 文体論の現場へ(主要な操作概念;領域)