文春新書
親の「ぼけ」に気づいたら

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  • サイズ 新書判/ページ数 259p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166604241
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C0295

内容説明

親が痴呆性疾患にかかったらどうすればよいか、という視点から、初期の症状、医療機関の探し方、当人を受診させる説得の仕方、治療法の実際、症状の進み方、失禁や徘徊への対処法などについて詳しく具体的に答えます。著者は老人医療のスペシャリスト。早め早めの処置をすれば改善することも進行を遅らせることもでき、病気を正確に知ることで周りも合理的な介護ができる、と説きます。身内に痴呆性疾患のお年寄りやその予備軍を抱える人は必携です。

目次

病気の始まり
初期の症状
中核となる症状はどんなものか
家族はまずどう受け止めたらいいか
相談窓口、医療機関の探し方
受診の仕方、させ方
検査・診断、疾患の種類
軽症期・中等症期の症状と治療
社会的な制度の利用
失禁、徘徊にどう対処するか
介護者のケア
重傷期の症状と治療
在宅ケアから施設ケアへ
終末期のケア

著者等紹介

斎藤正彦[サイトウマサヒコ]
1952年生まれ。精神科医。東京大学医学部卒。東京都立松沢病院、東京大学医学部精神医学教室勤務を経て、1998年から慶成会老年学研究所、慶成会新宿一丁目クリニックにて研究、臨床活動を行う。2005年4月から、よみうりランド慶友病院副院長。専門は高齢者の精神医療、司法精神医学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しょ~や

5
ぼけが始まってからでは遅い。そのことを痛感できただけでも大きな成果だと思う2010/07/25

まさげ

4
介護者が幸福であるか自問自答。2017/03/06

マカロニ マカロン

4
個人の感想です:B。家内の両親も含めてうちは4人の親が健在だが、あと10年以内に4回の葬式はほぼ決定的で、中には「ぼけ」だす人もいるだろうと心配。「実在する数人のお年寄りを合成して作った架空の人物」がアルツハイマー型認知症の進行していく経過が書かれていて、去年(2015)読んだ『静かなアリス』を想起した。認知症に気付いたら、早めに専門医に相談した方がいいと書かれているが、本人が拒否する限り難しそうだ。そして、4人分の葬式を出し終えるまで、自分が認知症にならずに生活できているのか、想像するのも恐ろしい。2016/10/23

くらげ@

4
(☆☆☆☆☆)読みやすく丁寧に書かれていて、症状や進行状態、相談窓口の案内など家族であれば困るであろうことについて広範囲にわたりまとめられていると思う。いろいろな家族のエピソードも折りまぜられ時にせつなくも温かな気持ちにもなった。勉強になりました。2011/01/26

hikarunoir

3
以前、訪問介護員二級取得に伴う職業訓練を受けた際、サブテキストに配布されたプリント類の底本が本書と判明。暈されてややリアリティを欠く実例の織り込みは直線的な読解を阻むが、譫妄についての記述が具体的で恐ろしい。2016/03/10

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