昭和初期政治史研究 - ロンドン海軍軍縮問題をめぐる諸政治集団の対抗と提携

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  • サイズ A5判/ページ数 486,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130300209
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C3031

出版社内容情報

ワシントン体制からの脱皮と大陸進出をめざす日本に対抗し英米の提案したロンドン海軍軍縮条約をめぐる政局の帰趨は,昭和初期日本の一大ドラマであった.本書は諸政治集団の織りなす運動を力学的にとらえ主体的に分析する.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バルジ

3
ロンドン海軍軍縮問題をテーマに戦前昭和の政治史研究における先駆的業績。刊行から半世紀以上が経ち本書の各論はその後の研究で乗り越えられしまった感があるが、当事者へのインタビューを含め、昭和史研究の基礎となる史料の発掘も含め本書の意義は計り知れないものがある。聊か「進歩派-反動派」「革新−漸進」という視座は古くなってしまっているが、諸政治勢力間の暗闘とその政治的意図の分析は新鮮な感を与える。本書を読むと「軍縮」を巡る浜口内閣の問題設定自体に誤りがあったとも感ずる。古典的研究としていまなおその価値を失っていない2022/11/12

秋津

0
ロンドン海軍軍縮条約の批准をめぐる昭和初期日本の政治的動向を考察する一冊。政府、議会、軍、民間団体、新聞社等の様々な集団の意向が絡みあって政局の行く末を規定していく様を多角的にとらえています。 大変読みごたえがあって面白かったです。2012/09/29

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