日本民俗学の創始者にして、近代日本の学問と思想の世界に屹立する巨人・柳田国男。歴史と生活文化万般にわたるその知の遺産は、後学にどう受け継がれたのか ...

災害から再生の道を模索した民俗学者の肖像

... 柳田国男の農政学』御茶の水書房一九七六年七月『柳田国男の共同体論』御茶の水書房一九七八年七『柳田国男民俗学への模索』『続柳田国男民俗学の周縁』一九八二年一九八三年-『もう一つの遠野物語』『論争する柳田国男』刀水書房 1 八三年四御茶の水書房 ...

柳田民俗学の成果と限界を説き,今後の行方を探る

... 民俗学と歴史学あるいは人類学(民族学) ... 柳田の逝去によって失われた役割の一つを、この研究動向が担うことになったのであろうが、それは研究者一人一人が自らの関心や、研究の意味を確認する営みでもあった。そして同時に、これからの民俗学のあり方を模索 ...

本書は、知の巨人・柳田国男(1875-1962)を、明治国家官僚としての側面と農村各地を視察して民俗学の基礎を築いた側面に光をあて、彼が描いた真の近代化への道筋を探求した好著 ...

... 柳田民俗学そのものには批判的な観点からの評伝。 6 川田稔『柳田国男その生涯と思想』(吉川弘文館〈歴史文化ライブラリー〉) 5 岩本由輝『柳田国男民俗学への模索』『続柳田国男民俗学の周辺』(柏書房) 4 岡谷公二『柳田国男の青春』(勁草書房)、『貴族 ...