コンクリート混和材料ハンドブック
日本材料学会, 児島 孝之 著
内容
目次
第1編 化学混和剤第1章 化学混和剤の現状と展望化学混和剤の現状と展望1.化学混和剤の作用と効果2.化学混和剤が実現したコンクリートの高性能化3.化学混和剤の展望第2章 コンクリートのレオロジーと施工性第1節 レオロジーの基礎理論1.流体の性質第2節 変形抵抗性、すべり抵抗性、付着性1.概説2.変形抵抗性3.すべり抵抗性4.付着性第3節 間隙通過性、分離抵抗性1.鉄筋間通過性2.分離抵抗性第4節 ポンプ圧送性1.コンクリートポンプの性能と加水問題2.コンクリートポンプにかかる圧送負荷3.高流動コンクリートおよび高強度コンクリート等の特殊なコンクリートの圧送負荷4.管内閉塞に関係するフレッシュコンクリートのポンプ圧送性5.管壁でコンクリートが滑動するための流動性6.加圧ブリーディング試験7.管内のコンクリートが形状変化できる変形性8.圧力の時間的、位置的変動に耐える分離抵抗性第3章 化学混和剤の物理と化学第1節 界面活性作用の物理と化学1.界面活性剤と適用分野2.界面活性剤とは3.界面活性剤の種類4.界面活性剤と分子量5.界面活性剤の働き第2節 セメントの分散と流動性制御の物理と化学1.はじめに2.セメントの分散に関する理論3.セメントの分散に影響する因子4.セメントの分散と流動性の関係5.セメントの分散・流動性の保持機構6.今後の展望第3節 セメントの水和反応制御の物理と化学1.セメントの水和と凝結・硬化2.水和制御と関連する初期水和のメカニズム3.遅延作用のメカニズム4.促進作用のメカニズム5.急硬・急結作用のメカニズム6.水和制御の利用第4節 体積変化制御の物理と化学1.はじめに2.水和反応による収縮3.乾燥収縮4.自己収縮5.乾燥収縮を低減する材料6.自己収縮を低減する材料7.膨張剤・収縮低減剤併用時の効果第4章 化学混和剤の性質第1節 AE剤1.はじめに2.界面活性作用と気泡作用3.AE剤の分類と規格4.製造方法5.AE剤による空気量と気泡の分布6.AE剤を用いたコンクリートの性質7.使用上の留意点第2節 減水剤・AE減水剤1.はじめに2.減水剤・AE減水剤の変遷3.減水剤・AE減水剤の種類4.減水剤・AE減水剤の品質規格5.製造方法6.減水剤・AE減水剤の作用7.減水剤・AE減水剤を使用したコンクリートの性質8.減水剤・AE減水剤の使用上の留意点第3節 高性能減水剤1.はじめに2.高性能減水剤の種類3.製造方法4.高性能減水剤を用いたコンクリートの性質5.使用上の留意点第4節 高性能AE減水剤1.はじめに2.化学混和剤の変遷3.高性能AE減水剤の種類4.規格5.製造方法6.高性能AE減水剤を用いたコンクリートの性質7.高性能AE減水剤の使用上の留意点第5節 流動化剤1.はじめに2.変遷3.剤の分類(種類)4.規格5.製造方法6.流動化剤を用いたコンクリートの性質7.使用上の留意点第6節 遅延剤・超遅延剤1.はじめに2.変遷3.剤の分類(種類)4.規格5.製造方法6.遅延剤を用いたコンクリートの性質7.使用上の留意点第7節 収縮低減剤1.はじめに2.収縮低減剤の変遷3.収縮低減剤の種類4.規格5.収縮低減剤の製造方法6.収縮低減剤を用いたコンクリートの性質7.使用上の留意点第8節 膨張剤(膨張コンクリート用特殊混和剤)1.はじめに2.膨張剤の種類3.膨張剤の規格4.膨張コンクリートの製造方法5.膨張剤を用いたコンクリートの性質6.使用上の留意点7.おわりに第9節 分離低減剤1.はじめに2.分離低減剤の分類・種類3.分離低減剤を添加したコンクリートの基準4.分離低減剤の製造方法5.分離低減剤を用いたコンクリートの性質6.使用上の注意点第10節 起泡剤・発泡剤1.はじめに2.分類3.気泡作用と泡の安定性4.製造5.起泡・発泡コンクリートの特性6.使用上の留意点第11節 防せい剤1.はじめに2.防せい剤の分類3.製造方法4.コンクリートに及ぼす影響5.使用上の注意点第12節 防凍剤・耐寒促進剤1.はじめに2.防凍剤・耐寒促進剤の特徴3.防凍剤・耐寒促進剤の規格4.防凍剤・耐寒促進剤の作用5.防凍剤・耐寒促進剤を用いたコンクリートの性質6.使用上の留意点第13節 水和熱低減剤1.はじめに2.水和熱低減剤の種類と水和熱低減の作用機構3.水和熱低減剤の製造方法4.水和熱低減剤を用いたコンクリートの性質5.水和熱低減剤の使用上の留意点及び今後の動向第14節 耐久性改善剤1.はじめに2.耐久性改善剤の分類(種類)3.規格4.製造方法5.耐久性改善剤を用いたコンクリートの性質6.使用上の留意点第5章 化学混和剤を用いたコンクリートの製造・運搬第1節 化学混和剤の貯蔵1.貯蔵タンク2.混和剤の貯蔵における留意事項第2節 化学混和剤の計量1.計量装置2.計量のメカニズムと異常計量の防止3.計量における留意事項4.混和剤使用上の留意事項第3節 コンクリートの練り混ぜ・運搬1.練り混ぜ2.積み込み・運搬第6章 化学混和剤を用いたコンクリートの配(調)合と施工第1節 高強度・超高強度コンクリート1.基本事項2.配(調)合の考え方3.配(調)合例4.施工例第2節 高流動コンクリート1.高流動コンクリートの歴史2.高流動コンクリートの定義3.高流動コンクリートの設計方法4.高流動コンクリート用混和材料5.高流動コンクリートの性質6.高流動コンクリートの施工上の留意点7.高流動コンクリートの適用事例第3節 水中不分離性コンクリート1.はじめに2.水中不分離性コンクリートの性質3.水中不分離性コンクリートの配(調)合4.水中不分離性コンクリートの施工5.施工例第4節 マスコンクリート1.マスコンクリートとしての適用範囲2.マスコンクリートの施工上の課題3.温度ひび割れ抑制対策としての化学混和剤の効果4.広い面積を施工するマスコンクリートの場合の化学混和剤の役割5.大量連続施工を行う場合の化学混和剤の役割6.マスコンクリートと化学混和剤第5節 超高耐久性コンクリート1.はじめに2.超高耐久性コンクリートの概要3.超高耐久性コンクリートの種類と寿命予測4.超高耐久性コンクリートの材料と調合5.生コン工場の選定6.施工事例7.おわりに第6節 コンクリート工場製品1.はじめに2.おもな製造方法および混和剤3.おもな工場製品の配(調)合4.高性能化・高機能化、環境保全など5.おわりに第7節 無収縮グラウト・PCグラウト1.はじめに2.無収縮グラウト3.PCグラウト第7章 資料第1節 化学混和剤に関する基準類1.コンクリート用化学混和剤(JIS A 6204−2000)2.鉄筋コンクリート用防せい剤(JIS A 6205−2003)3.流動化剤4.テクニカルレポート:コンクリート用化学混和剤(TR A 1104−2001)第2節 市販されている化学混和剤第2編 混和材第1章 混和材の変遷と最近の動向混和材の変遷と最近の動向1.はじめに2.主要混和材の適用に関する歴史と最近の動向第2章 主要混和材料第1節 フライアッシュ1.歴史2.原料および製造方法3.品質4.品質規格5.コンクリート混和材としての使用目的6.コンクリートの性能改善効果7.使用上の留意点8.適用事例第2節 高炉スラグ微粉末1.歴史2.原料および製造方法3.品質および品質規格4.コンクリート用混和材としての使用目的5.コンクリートの性能改善効果6.使用上の留意点7.適用事例第3節 シリカフューム1.歴史2.原料および製造方法3.品質および品質規格4.コンクリート用混和材としての使用目的5.コンクリートの性能改善6.使用上の留意点7.適用事例第4節 膨張材1.歴史2.原料および製造方法3.化学成分4.品質規格5.使用目的および使用方法6.膨張コンクリートの特性7.使用上の留意点8.膨張コンクリートの施工例第3章 特殊な混和材第1節 高強度用混和材1.歴史2.高強度用混和材の特長と使用目的3.化学成分と水和過程4.品質および品質規格5.高強度用混和材を混和したコンクリートの特性6.使用上の留意点7.適用例第2節 石灰石微粉末1.石灰石微粉末の製造方法および生産量・用途2.石灰石微粉末の品質および品質規格3.石灰石微粉末の効果4.使用目的とおもな適用事例5.使用上の留意点第3節 砕石粉1.砕石粉の産出過程および産出量2.品質および品質規格と適用範囲3.コンクリート用混和材としての使用目的4.砕石粉を用いた高流動コンクリートの性質5.使用上の留意点6.適用事例第4節 スラッジ粉1.スラッジ粉の製造方法および生産量2.スラッジ粉の品質および品質規格3.コンクリート用混和材としての使用目的4.スラッジ粉によるコンクリートの性能改善効果5.スラッジ粉の使用上の留意点6.スラッジ粉の適用事例第5節 下水汚泥微粉末1.下水汚泥利用の概要2.下水汚泥微粉末の種類3.製造方法および生産量4.下水汚泥微粉末の品質5.研究事例第6節 その他の混和材第7節 着色材1.概説2.着色材に要求される性質3.着色材の種類と性質4.着色方法5.着色コンクリートの性状6.用途と使用上の注意第8節 ポリマー1.概要2.適用例第9節 剥落防止用繊維1.概要2.コンクリートの剥落3.繊維材料4.短繊維に用いられる素材の種類5.剥落防止用繊維の性能評価法6.剥落防止を目的とした繊維補強コンクリートの施工例第4章 混和材の化学混和材の化学1.混和材の種類と機能2.混和材の鉱物学的性質3.混和材の流動性制御効果4.混和材の反応機構
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