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「欲望」と資本主義~終りなき拡張の論理~(講談社現代新書) 

佐伯 啓思  著

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価格 \990(税込)         

発行年月 1993年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 221p
大きさ 18
ジャンル 和書/社会科学/経済学/各国の経済事情・経済史
ISBN 9784061491502
商品コード 0193252585
NDC分類 332.06
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0193252585

内容

資本主義の駆動力は何なのか。ゆたかさの果て、新たなフロンティアはどこに求められるのか。差異・距離が生み出す人間の「欲望」の観点から、エンドレスな拡張運動の文明論的、歴史的な意味を探る。(講談社現代新書)


豊かさの果てには何があるのか?

本書は冷戦期の終焉時に書かれた。
冷戦の終わりとは「資本主義の勝利」を意味するものであった。
社会主義という資本主義の「歯止め」がなくなったあと、資本主義はどこにいくのか?
こうした問題意識から「欲望」をキーワードに、
資本主義の文明論的・歴史的な意味を探る本書は生まれた。

本書が書かれてから、20余年、
幾度のバブル崩壊を経ながらも、
さらに拡張を続けようとするグローバル資本主義。

しかし昨今の不安定な動きを見ていると、
いま人類のやるべきことは、この拡張運動を延命させることではなく、
運動に歯止めをかけるなんらかの仕組みをつくることではないか?
本書はそのためのヒントを示し、
いま私たちが生きる世界を考える重要な視点を与える一冊。

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