土木・建築のための確率・統計の基礎 (改訂)

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  • サイズ A5判/ページ数 506p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784621078235
  • NDC分類 501.1
  • Cコード C3051

内容説明

計画・設計などの工学課題において、われわれは常に“不確定性のもとでの意思決定”という困難な問題に直面します。確率・統計の概念は、この重要な問題を合理的に解決するための方法論として広く用いられ、その知識体系の習得は課題を解決する上で必須の要件です。本書は、定評ある初版をさらに充実させ、さらに時代に即した内容とするべく行われた、改訂版の邦訳です。工学に関する実践的な例題や演習問題を豊富に示し、確率・統計の数学的概念を工学に応用する道筋を示すことに力が注がれています。また、パソコンソフトをふんだんに示した数値シミュレーションの章を新設するなど、PC時代への工夫も行われています。確率・統計的手法は土木・建築分野はもとよりあらゆる工学分野に広く適用可能なものです。本書は、その理論と応用の習得を目指す方々に是非お薦めしたい1冊です。

目次

1章 工学における確率・統計の役割
2章 確率モデルの基礎
3章 不確定現象の解析モデル
4章 確率変数の関数
5章 確率論におけるコンピュータによる数値解析およびシミュレーション解法
6章 観測データによる統計的推測
7章 確率分布モデルの決定
8章 回帰分析と相関分析
9章 ベイズの方法
付録

著者等紹介

伊藤學[イトウマナブ]
1959年東京大学大学院博士課程修了。1972年東京大学教授(工学部土木工学科)。1991年埼玉大学教授(工学部建設工学科)。1996年拓殖大学教授(工学部工業デザイン学科)。2001~2004年国際構造工学会(IABSE)会長。現在、(社)日本橋梁建設協会会長。東京大学・埼玉大学名誉教授、工学博士

亀田弘行[カメダヒロユキ]
1968年京都大学大学院工学研究科博士課程修了。1968年京都大学工学部助教授。1971年博士号(工学)取得(京都大学)。1986年京都大学教授(防災研究所)。1998年理化学研究所地震防災フロンティア研究センター長(併任)。2002年防災科学技術研究所地震防災フロンティア研究センター長。防災科学技術研究所客員研究員、原子力安全基盤機構技術顧問、京都大学名誉教授、工学博士

能島暢呂[ノウジマノブオト]
1988年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。1992年京都大学大学院工学研究科博士後期課程研究指導認定退学。京都大学助手(防災研究所)。1993年広島工業大学講師(工学部)。1997年広島工業大学助教授(工学部)。1998年岐阜大学助教授(工学部社会基盤工学科)。岐阜大学教授(工学部社会基盤工学科)。京都大学博士(工学)

阿部雅人[アベマサト]
1995年ノースウェスタン大学大学院博士課程修了。1995年東京大学講師(大学院工学系研究科)。1998年東京大学助教授(大学院工学系研究科)。現在、株式会社ビーエムシー主幹研究員、Ph.D.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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