有限要素法・境界要素法による逆問題解析―カルマンフィルタと等価介在物法の応用

有限要素法・境界要素法による逆問題解析―カルマンフィルタと等価介在物法の応用

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  • サイズ A5判/ページ数 187p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784339052121
  • NDC分類 413.6
  • Cコード C3051

内容説明

本書は、逆問題について、工学的な方法で数値的に解くことにより解決をはかる立場をとっている。まず、さまざまな工学上の問題を支配する偏微分方程式を、有限要素法あるいは境界要素法で離散化する。これにカルマンフィルタといった、逆問題の数値解析に利点を有する方法を適用して、パラメータ同定を行う手段について詳述する。さらに、不均一な材料特性分布を推定する目的で、等価介在物法という、介在物を含む弾性体問題を解くための手段を援用する方法も紹介する。こうした方法は、応用力学分野全般に適用可能な方法である。本書では、ここで示した方法が工学の分野でどのように運用され、いかなる結果が得られるのか、おもに土木工学や機械工学の例をとりあげながら説明する。

目次

1 工学における逆解析
2 有限要素法と境界要素法
3 非適切性への対処
4 有限要素法・境界要素法を組み込んだカルマンフィルタ
5 等価介在物法による逆解析
6 構造工学や地盤工学への応用

著者等紹介

村上章[ムラカミアキラ]
1978年京都大学農学部農業工学科卒業。1980年京都大学大学院工学研究科修士課程修了(土木工学専攻)。1980年兵庫県庁勤務。1991年農学博士。1994年京都大学助教授。1999年岡山大学教授。2000年岡山大学大学院教授。現在に至る

登坂宣好[トサカノブヨシ]
1964年日本大学理工学部建築学科卒業。1966年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了(建築学専攻)。1971年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(建築学専攻)、工学博士。1971年日本大学講師。1975年日本大学助教授。1985年日本大学教授。現在に至る

堀宗朗[ホリムネオ]
1984年東京大学工学部土木工学科卒業。1985年ノースウエスタン大学大学院土木工学科修士課程修了。1987年カリフォルニア大学サンディエゴ校応用力学基礎工学科博士課程修了、Ph.D.(Applied Mechanics)。1990年東北大学講師。1992年東京大学助教授。2001年東京大学教授。現在に至る

鈴木誠[スズキマコト]
1979年名古屋工業大学土木工学科卒業。1979年清水建設株式会社勤務。現在に至る。1990年工学博士
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