ブルーバックス<br> 細胞とはなんだろう―「生命が宿る最小単位」のからくり

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ブルーバックス
細胞とはなんだろう―「生命が宿る最小単位」のからくり

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065215661
  • NDC分類 463
  • Cコード C0245

出版社内容情報

すべての生物の基本構成単位として、あたり前のようにとらえられている「細胞」。
その細胞を、「生物ではない」けれど、「細胞への侵入が可能な存在」であるウイルスの視点から見つめ直すと、何が見えてくるのか?

あたかも、ウイルスに侵入してくれと言わんばかりの構造をしている細胞膜。
ウイルスに容易に乗っ取られてしまうタンパク質合成装置=リボソーム。
ウイルスに瓜二つのエネルギー工場=ミトコンドリア。
新型コロナウイルスにもまんまと利用される輸送システム=細胞内膜系。
そして、細胞の“司令塔”たる細胞核にいたっては、ウイルスによって生み出された!?

細胞の機能としくみ、その一生はなぜ、現在の私たちを構成するあのような細胞となったのか?
そして、その進化の過程でウイルスが果たした役割とは?
──気鋭のウイルス学者が、「侵入者目線」で新たな細胞像を解き明かす、傑作サイエンスミステリー。

内容説明

巨大生物も微生物も、単細胞生物も多細胞生物も、あらゆる生物は細胞からできている。脂質の膜で覆われたその内部では、いったい何が起きているのか?DNAを格納し、増殖の場となる。タンパク質をつくり出し、生命現象の舞台となる。そして、ウイルスが感染し、病気を生じさせる現場にも…。5つの主要パーツのしくみとはたらきを徹底的に掘り下げながら、生物に最も近い存在=ウイルスの視点も交えて語る新たな生命像。

目次

プロローグ 細胞とはなんだろう
第1章 細胞膜―細胞を形づくる「脂質二重層」の秘密
第2章 リボソーム―生命の必須条件を支える最重要粒子
第3章 ミトコンドリア―数奇な運命をたどった「元」生物
第4章 細胞内膜系―ウイルスに悪用される輸送システム
第5章 細胞核―寄生者が生み出した真核細胞の司令塔

著者等紹介

武村政春[タケムラマサハル]
1969年、三重県津市生まれ。1998年、名古屋大学大学院医学研究科修了。医学博士。名古屋大学助手等を経て、東京理科大学理学部第一部教授。専門は、巨大ウイルス学、生物教育学、分子生物学、細胞進化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

79
著者の「専門は、巨大ウイルス学、生物教育学、分子生物学、細胞進化学」。多数の著書があるが、『巨大ウイルスと第4のドメイン』や『生物はウイルスが進化させた』などを読んできた。巨大ウイルスが描く細胞像というのが、本書の特色だろう。本書は本年の9月末に書かれたという。まさにコロナ禍の真っただ中。2020/12/10

ゲオルギオ・ハーン

21
復習も兼ねて読みました。ウイルスを研究されている学者の著書ということもあり、ウイルスを視野にいれながら細胞核、細胞膜、リボソーム、ミトコンドリアなどを解説しているところと不意に出る軽口が特徴的。入門書と科学読み物の中間くらいという印象かな。ウイルスとの関係により、細胞が変化していったという考えはとても納得できるし、その方が生物学のことを考えるうえでとても興味深い。深くなりすぎない程度のところで止めているので最後まで置いてきぼりにならずに読了できました。2021/10/16

miso soup

6
ウイルス学者による、ウイルス目線での細胞解説書。膜から始まり、徐々に細胞の中心器官についての解説が行われる。「なぜそんなマイナーなところから」と疑問だったが、全て読み終わるとその理由も納得できた。本書を通して、筆者や他学者によるさまざまな仮説・推測が飛び交っており、いかに未知な研究領域であるのかがよくわかる。優秀な細胞システムがなぜ生じたのかが、進化の観点から議論されているのがさらに面白い。ウイルスからみた生物、というのはなかなか新鮮だから、同著者の他の本も読んでみようと思う。2022/01/10

Bartleby

3
細胞膜、リボソーム、ミトコンドリア、細胞内膜系、細胞核と章立てはすすむ。Covid-19のパンデミック以後に書かれている。ウイルス感染のしくみを知れば知るほど、マクロな人間が太刀打ちできるはずがないと思われてくる。とにかく、何でもありで裏をかいてくる。くだんのウイルスについて学びつつ細胞のしくみについても詳しく知れる本。ユーモラスな関西弁の語り口が個人的にツボだった。2022/09/03

mach55

3
ウイルス学が専門の先生の著書のため、『細胞とは』何かをウイルス視点で解説されている部分があったり、ご自身の研究分野を伝えたいという思いが、ページ各所に反映されています。私のウイルス視点での想像力欠如のため、少し理解が難しい箇所があり、読み終えるまで時間がかかりました。 嫌気性のアーキアが、より多くのエネルギーを得るため、好気性バクテリアであるミトコンドリアを消化せず細胞小器官として取り込んだ、という細胞内共生説も、新たな膜進化説のどちらも、二重膜であることの説明にもなり、かなりワクワクしました。2021/06/25

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